“パワプロ・パワポケのサクセス実況やサブキャラの解説。
いろいろな遊び方でパワプロ・パワポケの魅力を伝えるほむどれさん。
なぜそこまでパワプロシリーズに情熱を注ぎこめるのか。
また、なぜそこまでやりこむことができるのか。
ほむどれさんをそこまで熱狂させるパワプロシリーズの秘密とは。
お話を伺ってみた。”
ほむどれさん ステータス
ほむどれさんステータス
戸松
パワプロシリーズの解説や面白コンテンツを扱っており、開発陣以上に詳しいのではないかと呼び声の高いほむどれさんですが、パワプロシリーズとの出会いっていうのはいつ頃になるんですか。
ほむどれさん
出会いは、小学生の頃に友達からパワプロ11を借りたんですね。
そのとき野球とかも全然興味がなかったのですが、とりあえず面白そうだからやってみようみたいな、ゆるゆるした感じで始めました(笑)
そんな感じで始めたパワプロ11ですが、もうサクセスがすごい面白くて、一日中やってました。
そこから別タイトルにいったり、野球を始めたって感じですね。
戸松
野球をリアルに始めたんですか!?
ほむどれさん
そうですね、小学生だけなんですけど。
戸松
すごいですね、野球始めるきっかけがパワプロ君っていうのは初めて聞きましたね。
ちなみに、周りの方でパワプロ君から始めたっていう人いました?(笑)
ほむどれさん
そうですね、きっかけは完全にパワプロですね。
パワプロで始めた人は、うーん…聞いたことがないですね。(笑)
戸松
(笑)そうですよね。
ほむどれさん
(笑)大分俺は特殊な始め方してますよね。
戸松
(笑)なるほど。
分かりました、ありがとうございます。
戸松
パワプロ君とこのときに出会ったっていうお話だったんですけど、タイトルとして、パワプロシリーズっていうくくりでいいのか分かんないんですけど、パワプロとパワポケっていうのがタイトルとしてあると思うんですよ。それぞれの違いって何なんでしょう。
ほむどれさん
これはですね、もともとパワポケって、実況パワフルプロ野球5っていう作品があるんですけど、それの外伝作品として作られたんですよ。
だから、もともとはパワポケじゃなくて違うタイトルだったらしいんですけど、取りあえず企画書を出して、やってみろってことでやってみたらしい作品で、パワプロと比べると大分自由度がある世界観なんですね。
パワプロって、人が死ななかったりとか、あと王道の野球ストーリーっていう感じなんですけど、パワポケは本当に自由で、超能力やらサイボーグやらアンドロイドやらが登場するんですよ。
あと、アルバムっていうシステムがあったりして、彼女候補の分岐がグッドエンドだったりバッドエンドだったりっていうふうに分けられてるんですよ。
例えば彼女の評価が足りなかったりとかイベントを完走できない場合、死んじゃったりとかしちゃうんですね。
戸松
死んじゃったりするんですか!?
パワプロシリーズしかやったこと無いのですが、そんな過激じゃなかったような…。
ほむどれさん
はい。結構な頻度で死にますね。
あと、風俗落ちだったりもしますし。
戸松
風俗落ち!?
ちょっと待ってください、18禁ゲーじゃないですよね?(笑)
ほむどれさん
そうなんですよ。
でもCERO-Aなんですよ。
だから、CERO-Aから免れてるゲームってよく言われてますね、パワポケは。
基本的には携帯ハードで発売していて、やっぱり野球要素で勝負すると、どうしてもパワプロに劣ってしまうんですね。
だから、シナリオ要素を濃くして販売してるんです。
パワポケって1から14まであるんですけど、全部ストーリーがつながってたりしてて、シリーズが続いてるからこその魅力っていうのがそこにあるんですよね。
戸松
なるほど。
じゃあ、どちらかというと、ちょっとジャンルは違うかもしれないですけど、シミュレーションゲームみたいな感じってことなんですか。
ほむどれさん
そうですね。どっちかというと野球ゲームというよりはそっちのほうが強いかなって感じですね、。
戸松
簡潔にまとめるとしたら、パワプロシリーズが育成ゲー、パワポケシリーズがシミュレーションゲームみたいな立ち位置になってるってことですかね。
ほむどれさん
うーん、でも一応それぞれのジャンルで分かれてるんですよ。
パワプロって、野球育成スポーツゲームって感じなんですけど、パワポケって野球バラエティーっていうジャンルなんですよ。
パワポケは表サクセスと裏サクセスっていうのがあって、表サクセスっていうのが野球をするシナリオなんですよ。ちゃんと野球をする、ちゃんとでもないですけど、独自のストーリーを展開しながらやっていくストーリーなんです。
逆に裏サクセスっていうのはめちゃくちゃ自由で、RPGの戦闘みたいなモードで進めていって野球しないで選手を育成するんですよ(笑)
戸松
めちゃくちゃ新しいですね。
それは、敵を倒していって経験値をためて、ステータスを上げるみたいな感じでしょうか。
確かにそれは野球バラエティーですね…。
ほむどれさん
そうですね。不真面目要素だったり、大人の汚い部分を全部詰め込んだゲームがパワポケです。
何をやらされているんだっていう感じですからね、裏サクセスやると。
なので、パワプロもパワポケも全く違った魅力をもってるんですよ。
戸松
なるほど、確かにこれは比べるのがおこがましい位ジャンルが違うかもしれませんね。(笑)
戸松
ちなみにほむどれさん的にはどっちが好きですか?
ほむどれさん
自分はパワプロ派なんですよ。
戸松
先ほどからお話聞いている感じ、パワポケもかなりの知識をお持ちだと思うのですが、なぜパワプロの方がすきなのでしょうか。
ほむどれさん
やっぱりパワポケはですね、自由過ぎる。(笑)
パワプロって結構1人のNPCキャラクターをこすりまくるんですよ。
猪狩守が人気出ましたってなったら、猪狩をとにかくこすりまくって出しまくるんですよ。
パワプロって世代っていう概念があるんですけど、それぞれ第1世代、第2世代、第3世代っていうふうに決められてて。
それぞれ人気キャラクターとかがいたら、それを次のシリーズまでまた掘り下げて掘り下げまくるっていう感じなんですよね。
戸松
それはシリーズごとに第1世代、第2世代、第3世代があるってことですか。
一番最初の矢部君とか猪狩君とかが出てたのは第1世代?
ほむどれさん
そうですね、そこが第1世代ですね。
戸松
最近ほむどれさんが動画で上げてた、鈴本さんは第何世代なんですか?
ほむどれさん
あれは第3ですかね。第3世代ですね。
戸松
ちなみに、僕が一番印象に残ってるのは9だったんですけど、多分あれは第1世代ですよね。
ほむどれさん
9は第1ですね、猪狩守なので。
戸松
それぞれのナンバリングごとの世代ってどう分類されてるんですか?
ほむどれさん
自分のなかで世代は主人公と同世代になったかどうかの基準で判断していて、
第1世代が10まで、第2世代が11~13まで、第3世代が14~っていう分類だと思ってます。
戸松
結構第1世代は長く続いたんですね。
ほむどれさん
長いですね。こすりまくりましたから(笑)
猪狩のキャラが濃かったり。
あと、初の女性選手っていうのも多分要因かと。
戸松
第1、第2、第3世代と幅広くある中で、ほむどれさんは一番何が好きなナンバリングはいくつなんでしょう。
ほむどれさん
そうですね、
ナンバリングだと……自分はサクセスのストーリーだったら13がすごい好きなんですよ。
ほむどれさん
これは第2世代と第3世代が主な話なんですけど。
サクセスのシナリオっていう意味ですごい好きなナンバリングで。
野球要素に関しては、くそゲーって言われてて、売上げも正直そんなにいかなかったんですけど、ただ友沢亮っていうキャラクターと、橘みずきっていう第2世代で人気なキャラクターのエピソードが、これでもかというぐらい詰め込まれてて、これやんなきゃ語れねえだろぐらいのシナリオの濃さで、すごい面白いんですよね。
戸松
それは恋仲的なものが語られるんですかね。
それとも、高校生活の本当に一部分、一部分が濃く濃く描かれているって感じなんですか。
ほむどれさん
そうですね、高校時代にこういう生活をしてたとか。
友沢っていうキャラクターは、肘が壊れて、パワプロ13の続きがパワプロ10なんですけど、その頃に投手じゃなくてショートとしてドラフト入団したんですよ。
戸松
え!?パワプロって世界線続いてるんですか!?
ほむどれさん
そうなんですよ、実はつながってるんですよ。矛盾はめちゃくちゃあるんですけど、ただ一応つながりとしてはあるんですね。
世界線がキャラごとに違ったりしてるんで、ナンバリングごとのつながりというよりか、キャラクターごとにナンバリングのつながりがあるといった感じになります。
例えば先ほどの猪狩君だと、高校編で5、9、パワポタ3、2011といったつながりになります。
戸松
ごめんなさい。パワポタって何ですか。
ほむどれさん
これは、実況パワフルプロ野球ポータブルっていうゲームがあるんですよ。
PSPで発売されたゲームで、これ3と4しかサクセスがないんですけど、これも猪狩とかあおいちゃんの第1世代の話で。
これも結構面白い作品ですね。
戸松
勉強不足でした…。すごいいっぱいシリーズあるんですね。
猪狩君の話にもどるのですが、高校編ってことは、ほかの編もあるんですか。
ほむどれさん
はい。高校に行って、その後正史っていうのがあるんですよ。
このキャラクターがこういう人生を歩みましたよっていうものですね。
自分の中で考えただけなんで合ってるかどうか分かんないんですけど、これどおりにいくと、次はパワプロ7ですね。
7で猪狩は高校卒業後にプロ野球編にいくんです。
で、その後が10、14ですね。
戸松
猪狩君の正史は14で終わりですか?
ほむどれさん
14で今のところ終わってますね、歴史が。
14だと選手兼監督のプレイングマネジャーになってて、若干能力も衰えて30歳になって登場します。
戸松
ちょっとピーク越えたあたりのステータスになってるんですか。
ほむどれさん
そうなんですよ(笑)
ただ、この正史は僕が考えたなかでのストーリーなので、ほかの多分意見もあると思います。その中に11も入ってくる可能性もありますし、12も入ってくる可能性もあるって感じで、ざっくり言うとそういう流れなんじゃないかっていう感じですね。
戸松
いや、すごいですね。
これは自分でプレイしながら考えたってことですよね。
ほむどれさん
そうですね、これだろうなみたいな(笑)
戸松
いや、パワプロやりながらストーリー展開なんて考えたことなかったです。
ほむどれさん
(笑)僕も昔はそうだったんですけど、改めてやると、ああこういうふうにキャラってつながってるんだなみたいな。
しかもパワポケとかって1から14ってそのままざーって続いていくんですけど、パワプロってさっき言ったとおり話が飛び飛びなんですよ、過去に戻ったり、未来に戻ったりとか。
自分の中で一つの物語みたいなものを発見したとき、これはすげえな面白いと思って。
そこから、キャラとか調べまくったりした感じです。
戸松
なるほど。すごいですね。
調べ方としては猪狩君が出てくるストーリーだけをナンバリングでピックアップして、自分でストーリーをつなげていくっていうような深掘りの仕方なんですかね。
ほむどれさん
そういうやり方もしましたね、はい。
他のキャラだと日下部っていうキャラクターが登場するんですが、実は奥さんがいて、パワプロ11とパワプロ7にほんの少しだけ登場するんですよ。
桐生かえでっていうキャラクターでアナウンサーとしての登場なんですが、それが実は日下部の奥さんだったりとかしてて、細かいところでフラグを立てるというか、やってて非常に面白い発見が多いんですよね。
戸松
婚約者っていうのが分かるのは、ストーリー上で説明が出てくるってことですか。
ほむどれさん
はい。ストーリー上で分かりますね。
戸松
すごいですね。
ちょっと話を戻すんですけど、サクセスは13っていうお話だったんですけど、ほかに何かありますか。
ほむどれさん
そうですね…これは好きかどうか微妙なんですけど、パワプロ8とかは野球部分がすごい印象的なんですよ。
サクセスのシナリオもすごいインパクトがあるんですけど、8は野球部分がすごくて、あり得ないぐらいのキレある球を投げるんですよ。
変化球のキレがあり得ないぐらいキレッキレで。
投手がめちゃくちゃ強くて、打てねえだろこれみたいな感じなんで、全部ストレート狙いみたいな感じの作品っていうのがすごく印象に残ってます。
戸松
ほむどれさんクラスになるとナンバリングに応じて野球の戦い方が、友達と対戦するときは変わるんじゃないですか。
ほむどれさん
変わりますね。
ただ、最近だと結構野球部分が完成されてきているのでそんなに戦術とかは変わらないと思います。
他にもパワプロ11だとミート打ちがめちゃくちゃ強かったりだとかしますし。
戸松
それは、ミート打ちが当たりやすいからってことですか、それとも打球が飛びやすいみたいな感じなんですかね。
ほむどれさん
そうですね、打球がヒット性になりやすいんですよね。
だから、最新の以外はシリーズごとに打ち方を変えていかないと、結構攻略が難しかったりするんですよね。
さっきのパワプロ8とかは、野球部分の要素を知らないとコールドで負けるのは当たり前ですし、逆に仕様さえ知っておけば、こっちがコールド勝ちできるぐらいの差があるんで。
戸松
野球を知ってる、知らないじゃなくて、ゲーム性って感じなんですね。
ほむどれさん
コンピューターの仕様も作品ごとにちがっていて、
また8の話になるんですけど、高めのボール球にスローボールを投げると勝手に振ってくれたりとかしたりしてて。
パワプロ12に関しては野球要素が半端なくて、コンピューターがめちゃくちゃ打撃が強くて、めちゃくちゃ荒れたんですよ。
でも抜け道として、端っこにストレートとかを投げるとコンピューターは仕様で打てないっていうのとかがあったりしてて。
結構そういう仕様を理解するのも攻略には必要ですね。
でも決定版で修正されたんだったか、ちょっと弱くなりましたけどね。
戸松
すごいですね。
パワプロは何作品かやってましたけど、全く知らなかったです。
ほむどれさん
がち育成は理論ですね。理論をつくって、それどおりにやるっていう。
戸松
サクセスで理論立てするんですか。
ほむどれさん
ネット上とかにも育成理論って存在するんですけど、まあ一回その育成理論どおりにやって、ちょっと修正したほうがいいなってところがあったら、それを若干修正するみたいな感じでやってますね。
戸松
例えばミートの強い選手をつくりたいならこういう理論、パワーの強い選手をつくりたいんだったらこういう理論みたいな感じで進めていくってことなんですかね。
ほむどれさん
そうですね、昔はそういう感じでした。
ちゃんとそれぞれにミート型とかパワー型とかあったんですけど、もう最近はなくなってて、最近はオールSで大量の特殊能力っていうのが当たり前になってきてるんで。
戸松
オールSが目指せる時代なんですね。
ほむどれさん
昔のパワプロでも、正直めちゃくちゃガチな人になると能力カンストっていうのを目標にしてる人とかはいますね。
昔のパワプロになりますが、ガチ育成してオールA選手とか作りましたね。
戸松
おぉ!すごいですね!これがやりこみなんですね…。
戸松
パワプロのサクセスストーリーの中で、敵対したキャラで一番強いと思うキャラクターは誰でしょう?
ほむどれさん
敵対、そうですね……。
パワプロ15の覇王っていうやつがいるんですよ。
こいつが一番強かったですかね。
戸松
覇王は投手として出てくるんですか、野手として出てくるんですか。
ほむどれさん
投手で出てきますね。
変化球も強いですし、ストレートも速いですし、野手能力も化け物みたいに強いって感じで。
もう非の打ち所がないみたいなキャラです。
戸松
ほむどれさんでもストーリー上でこいつを攻略するの難しかったんですか。
ほむどれさん
そうですね。
こいつは普通のプレイで倒せたことはないですね、今のところ。
戸松
普通のプレイ以外ではあるってことですか。
ほむどれさん
そうなんですよ。
ルーキーのお守りっていうアイテムがあるんですよ、それを使うと敵が弱くなるんですね。
それを使って倒すって方法でやってます。
戸松
覇王はストーリー上必ず出てくるんですか。
ほむどれさん
いや、条件が何個かあって、その前の大会で優勝しないと出なかったりとかあったりして、出すのも結構大変っていう。
戸松
そうなんですね。
結構がち勢の方の中には、この覇王を普通に倒しちゃうような人もいるってことですかね。
ほむどれさん
普通にいると思いますよ。
戸松
やはりほむどれさんクラスでも面倒くさいなって思うような選手がいるってことですよね。
ほむどれさん
そうですね。でも基本、決勝の相手は面倒くさいですよ。
強いですし(笑)
戸松
高校とか大学とかでも何でもいいんですけど、チームとして一番強かった印象に残ってるチームとかってありますか。
ほむどれさん
チームだと、そうですね、印象に残ってるし強いといえば、パワプロ11の栄光学院大学っていうのがあるんですよ。
ほむどれさん
設定もがばがばですし、チーム全体が強いですし、もうどうなってんだこれっていうくらい強いです(笑)
戸松
(笑)サクセスストーリー上は勝たないといけない相手ですよね?
ほむどれさん
そうですね、決勝で戦う相手で。
メインの久遠ヒカルっていうその高校のエースがいるんですけど、エースが弱いんですよ。
そいつが変わったら終わりですね、もう打てないです。
パワプロってキャプテンだと8回から攻撃も守備も自分操作になるんですよ。
なので、キャプテンになった場合はもう相手のエースに「頼む今日は8回までいてくれ!」ってお祈りする感じですね(笑)
ピッチャーが変わってたらもう絶望ですね。
あ、終わったって(笑)
戸松
そこはお祈りゲーなんですね(笑)
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