TETSUYAのレトロが好きで何が悪い Vol.10 Nintendo Switch Onlineで遊べるファミコンソフト BEST3 前編

Switch

更新:2022.02/22 (公開:2022.02/22)

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“FERIA→KeiL→妃阿甦など数々のインディーズバンドを渡り歩いてきた元V系ヴォーカリストTETSUYA(現Dear rain)が
レトロゲームを隅々までとことん語る!不定期連載!!”

▼前回の記事はこちら


今回はNintendo Switch Onlineで遊べるファミリーコンピュータのタイトルの中から、
現代のゲーマーに是非プレイしてほしいレトロゲームをご紹介!
おすすめベスト3をランキング形式で語っていただきます!番外編もあり!(前編)

現代のゲーマーに是非プレイしてもらいたいファミコンソフト第3位

戸松

TETSUYAさんはレトロゲーマーなのでファミコンのゲームはかなりやり込んでると思うんですけど、その中でもNintendo Switch Onlineで遊べるというところに限定させてもらって、現代の方に是非プレイしてほしいレトロゲームをランキング形式で語っていただこうと思います。

では、早速ランキング第3位をお願いします!

TETSUYA

すごい迷いましたけど、第3位は任天堂から出ているジョイメカファイト 。

戸松

早速知らないタイトルが出てきましたw

TETSUYA

このゲームはファミリーコンピューターで93年に発売されているので、ファミリーコンピューターの中でもかなり後期なんですよ。

もうその時にはスーパーファミコンも出てましたし、PC エンジンやメガドライブといった他のハードも盛り上がっていて、もう少しでプレイステーションが出るっていう時期だったんですよ。

戸松

あ!そのタイミングだったんですね。

TETSUYA

そうです、ファミリーコンピューターって94年に最後のソフトが出たんですよ。

ほぼほぼ終わりかけにジョイメカファイトは発売されたんです。

戸松

そんな時期に任天堂さんはファミリーコンピューターでゲームを出したんですね。

TETSUYA

そうなんです。

で、ファミコンの後期ということでまずクオリティーが高い。

メーカーもハードを知り尽くしているような状態でROMの供給も進んでいる時期で当時ファミリーコンピューターだったら1Mや2Mが普通だったんですけど、このソフトは4Mあったんです。

4Mと言っても今だとすごい小さい容量なんですけど当時としては大容量だったんです。

戸松

そうなんですね。

TETSUYA

格ゲーと言っても「ファミコンで格ゲー?」ってなるんですけど。

91年にストⅡがヒットしてゲーセンで稼働していたんですけど、それをきっかけに餓狼伝説とかも流行りだしてゲーセンには格ゲーしかないような格ゲーブームの真っただ中だったんですよ。

▲1991年にストリートファイターⅡや餓狼伝説が登場し格ゲーブームとなった。

戸松

出るゲーム出るゲームが全て格ゲーという時期だったんですね。

TETSUYA

はい、大きいキャラクターを戦わせるのが格ゲーの醍醐味だったんですよ。

でもファミコンだと大きいキャラクターって表現できないんですよね。

戸松

容量が小さいからってことですね。

TETSUYA

そうです。

だからどのメーカーもファミコンで格ゲーは出さなかったんです。

どういうゲームかっていうと、大容量っていうのはもちろんなんですけど大きなキャラの表現方法と言うかキャラクター設定がすごく神がかってて、ジョイメカファイトってロボットの格ゲーなんですよ。

戸松

ロボット同士が戦うって事ですよね。

TETSUYA

はい。

写真を見ていただければ分かると思うんですけど、キャラクターの頭部と胴体と手と足のパーツが分離して宙に浮いている状態なんです。

胴体がコアになっていて、そこに重力装置みたいな感じで手や足がバラバラに浮いて動くロボットっていう設定なんです。

浮いている設定だから表示的にスプライトを活かし、1つのキャラクターに対して回りに5つ6つものキャラクターが動いているというプログラムだったと思うんですけど。

1つのキャラクターを作るのに多数のパーツを組み合わせて動きを表現したんですよ。

大きいキャラクターを表現するって言う意味合いでそういう手法をとったと思います。

TETSUYA

大きなキャラクターを1つでプログラムするとファミコンだと動かないので、小さいキャラクターの集合体として表現しているんですよ。

ファミコンだとボスキャラクターに使用されていた手法なんですけども。

タコの足とかは丸い玉を組み合わせて動きを表現したりとかしていたんです。

戸松

結構工夫して作られたゲームなんですね。

TETSUYA

そうなんです、それを活かしたロボット格闘アクションですね。

すごいアニメーションが綺麗で、ちゃんとパンチやキックしたって分かりますし。

あとキャラクターがコミカルで入り込みやすい。

戸松

今の子達がプレイしても全然格ゲーとしてできるような感じですかね。

TETSUYA

はい。

あと、このゲームのすごいところが世界初のチュートリアルを取り入れた格ゲーなんですよ。

戸松

ええーーー!!そうなんですか!?

TETSUYA

今でこそ操作方法や必殺技のコマンドがありますが。

例えば相手のロボットが立ってて向こうは攻撃をしてこなくて自分は好きなようにコマンドで練習できるモードとかあるじゃないですか 。トレーニングモードっていうのかな。

それをファミコンで初、しかも世界で初めて実装したゲームなんですよ。

▲現在では当たり前な練習専用モードが初めて実装された。

戸松

そうなんですね!

TETSUYA

その頃まだストⅡや餓狼伝説にもチュートリアルはなかったんですよ 。

みんなゲームセンターに行って実践でコマンドを練習するしかなかった時代だったんで。

戸松

確かに!ストⅡとかはそうだった気がします。

TETSUYA

波動拳が出ない昇竜拳が出ないとか言いながら練習してたじゃないですか。

でもジョイメカファイトはちゃんとチュートリアルが付いてるんですよ。

戸松

めちゃくちゃ親切ですね 。

TETSUYA

さらに、プレイバック機能というのがついていて。

格ゲーってとどめを刺した時ってスローモーションになるじゃないですか。

このゲームは4ステージ構成になっていて、ロボットが36体いるんですけど、1ステージ8体ずつ戦っていくんですね。

で、8体目がボスになっていて、ボスを倒すとステージエンディングが入るんです。

その時に1ステージ8体ロボットを倒した時の最後の決め技だけがプレイバックで流れてくるんですよ、どうやって倒したかみたいな。

戸松

へえー!そういう機能が付いているんですね。

TETSUYA

はい。決め技にこだわる人は絶対必殺技で決めるとか。

自分でルールを決めて全部しょぼい技で終わるのもいいし、最後はかっこよく決めてもいいし、プレイバックを見るためにいろんな楽しみ方ができます。

戸松

そういったおもしろ要素もあるんですね。

TETSUYA

ファミコンなのに今までの格ゲーになかった要素が全部入っちゃってるって言う。

戸松

ではスーパーファミコンとかで出ていた格ゲーよりも完成度の高い物がファミコンで出ちゃったっていうことなんですね。

TETSUYA

そうなんですよ。

でもこのゲームってそんなに有名ではないんですよ。

著作の問題だと思うんですけどこれ1作しかなくてシリーズ化されてないんですよ。

戸松

そうなんですか?

TETSUYA

主人公のロボットがスカポンっていう名前なんですけど、何かのゲームにゲスト出演しているだけで任天堂が出したくても出せなかったっていうのを聞いたことがあります。

▲大乱闘スマッシュブラザーズのアシストフィギュアとしてスカポンが登場する。

戸松

企業の裏事情があるんですかね。

TETSUYA

そうなんですかね。

シリーズがないからみんな知らないだけで、このゲームはもっとメジャーになってもよかったんじゃないかなと思いますね。

戸松

確かに、これは面白そうですね。

TETSUYA

操作性もストⅡに近い格ゲーで、ちゃんとコマンドで必殺技が出せるっていう気持ち良さがあるし、チュートリアルがついているので練習もいっぱいできてストーリーも結構面白い。

良いロボットと悪いロボットがいて、洗脳されている悪いロボットの洗脳を解いていくゲームなんです。

戸松

ちゃんとストーリーもあるんですね。

TETSUYA

そうです、そういうのも楽しめるしファミコンでここまで出来たって事に僕は感銘を受けているんですよ。

これがスーパーファミコンだったら選ばなかったと思うんですよ。

ファミコンでここまでやってるって言うのがすごいと思ってベスト3の3位に入れさせていただきました 。

戸松

ファミコンで実現したっていうのが3位の選出理由っていうことですね。

TETSUYA

そうですね、今の格ゲーにも繋がるルーツになっていますし。

実はファミコンの本格的な格ゲーと言えばこれなので歴史に名を残してほしいなと思ってます。

戸松

ファミコンという限られたスペックの中でこれだけ表現できて、かつ面白かったということですね 。

TETSUYA

ファミコンでここまでやったのは素晴らしいと思います。

戸松

ありがとうございます。

第3位はジョイメカファイトでした!

現代のゲーマーに是非プレイしてもらいたいファミコンソフト第2位

戸松

続いて第2位をお願いします。

TETSUYA

格ゲーに近いんですけどプロレスです。

▲1986年に任天堂から発売されたディスクシステム用ゲームソフトのプロレス

戸松

「プロレス」っていうゲームなんですね。

TETSUYA

はい、純粋にプロレスです。

これも任天堂から出ているんですけどファミコンのROMじゃなくて ディスクシステムのディスクカードで出たゲームなんですよ。
海外にはディスクシステムがないので1年後にROMで発売されたんですけど。

戸松

そうなんですか!?

TETSUYA

はい、海外のファミコンにはディスクシステムがないんですよ。

で、このゲームは累計140万本売れたんですよ。

戸松

よく覚えてますねwww

TETSUYA

ファミコンが出た時にベースボールとかテニスとかサッカーとか発売されたんです。「〇〇サッカー」とか名前が付くわけでもなく単純にサッカー。

いわゆるシンプルシリーズですね。

戸松

シンプルシリーズというんですね。

TETSUYA

はい。その中にバレーボールとか色々あるんですけど、これもシンプルにプロレスなんですよ 。任天堂初のプロレスゲームです。

それまでにナムコとか他の会社はプロレスゲームを出してるんですよ。

最初発売された時「なんだプロレスか」って思ったんですが、これめちゃくちゃ面白い 。

戸松

プロレスっていうシンプルな名前からは想像できない面白さがあったんですね。

TETSUYA

そうなんです。

操作性とバランスの良さと、キャラクターのコミカルな動きというのかな?

なんか笑えますw

戸松

wwwww

TETSUYA

プレイしてもらわないとわからないんですけどw

本人たちが真面目に戦ってるのは分かるんですけど動きがめちゃくちゃ笑けるんですw

友達とゲラゲラ笑いながらやってた覚えがあります。

戸松

そうなんですねw

TETSUYA

今までファミコンのプロレスゲームってある程度の技はコマンドで出来るんですけど、動きがショボかったりキャラが小さかったり、いまいち伝わってこなかったんですよ。

でもこのプロレスゲームはものすごく細かい事もできるんです。

戸松

作り込まれてるんですね。

TETSUYA

そうです。

例えばコーナーポストに登ってフライングニードロップとか相手を場外に放り投げて場外にダイブするブランチャーができたりとか。

戸松

結構細かいですね!

TETSUYA

ロープに投げられた時に体力が余ってればBボタンでストップできたり、とにかく自由度が高かったんですよ。

戸松

今PS2とかで出ているようなプロレスゲームと同じような操作性で出来たんですね。

TETSUYA

そうですね、ファミコンにしてはものすごく細かかったです 。

工夫されてるところがキャラクター達のフォルムは全部一緒なんですけど、髪の毛や肌の色を変えたりとか、顔にメイクしたりという程度しかフォルムは変わってないんですけど全部しっかり分かるように出来ていてキャラクターが際立ってます。

実在する人物は一切出てないんですけど、あの人がモデルかな?というキャラクターが入ってるんですよ。

戸松

元ネタの人がいるんじゃないかということですね。

TETSUYA

はい、例えば主人公と言われているメインのレスラーがファイター隼って言うんですけど、どっからどう見てもアントニオ猪木なんですよね。

▲プロレスに登場するファイター隼

戸松

そうなんですねw

TETSUYA

全部で6レスラー使えるんですけど、最後にボス的なキャラクターとしてグレートプーマーって言うチャンピオンが出てくるんですけが、どう考えてもタイガーマスクなんですよ。

戸松

やっぱりタイガーマスクは人気なんですね。

TETSUYA

猪木とタイガーマスクはそこで押さえてあって、あと当時はキン肉マンが流行ってたんですよ。

戸松

はいはい!ちょうどその時期なんですね。

TETSUYA

86年はキン肉マン大ブームの時期で、そのせいかわからないんですけどスターマンというキャラクターが出てくるんですが、見た目はキン肉マンのペンタゴンなんです 。

あと、キンコンカーンって言うレスラーがいて、これがラーメンマンなんですよね。

戸松

あーwそうなんですねw

▲見た目がキン肉マンの登場人物に似ているキャラクターたち。

TETSUYA

あとジ・アマゾンという反則技を使う半魚人みたいなキャラクターがいるんですけど、これがキン肉マンの7人の悪魔超人編に出てきたアトランティスというキャラにそっくりなんですよ。

戸松

なんかすごいコアな部分を使ってきますね。

TETSUYA

このキャラクターってあれに似てるよねみたいな連想させられますね。

残り2人のレスラーは本当にオリジナルの純正なレスラーです。

そのオリジナルレスラーを使う人もいれば、キン肉マンが好きな人はスターマンとかキンコンカーンとかを使ったりしてましたね。

戸松

では結構子供に人気のゲームだったんじゃないですか。

TETSUYA

そうですね。

まず当時は対戦で熱くなるゲームが流行ったんですよね。

前も話したんですが、マリオブラザーズとかアイスクライマーというゲームは本当は協力プレイするゲームなんですけど僕は対戦ゲームにしてたのでwww

戸松

wwwww

TETSUYA

殺し合いというんですかw

戸松

相変わらずヤバいですねw

▲二人協力プレイや対戦??が出来るマリオブラザーズとアイスクライマー

TETSUYA

二人同時プレイで協力もできるし対戦もできるゲームが流行った時期なんですよ。

戸松

それは公に対戦と呼んでいいんですかwww

TETSUYA

僕は対戦ゲームだと思っているんでwww

ま、その時期に発売されたゲームなので、それも原因だったんですかね。

このゲームはものすごくヒットしましたね。

戸松

それも原因だったんですねwww

TETSUYA

www

ま、対戦ゲームブームの中で発売されて、バリエーション豊富な技と動き、あとキャラクターが個性的でこれほどやり込み要素がある対戦ゲームってあまりなかったので。

戸松

はいはい。

TETSUYA

なんでこれをオススメしてるかと言うと、今の子達ってSwitchやPS5の綺麗な画面でゲームするのが当たり前のじゃないですか。

たぶんレトロゲームと言ったら画面見た瞬間に冷める人が多いと思うんですよ。

今回僕が選んでるSwitchのゲームって対戦ゲームが多いんですよ。

理由は見た目じゃなくてプレイした時の入り込みやすさ。

グラフィックが汚いとかは置いといてチープさまで笑えてしまうのがプロレスなんですよ。

こればっかりはやってもらわないと伝えにくいんですけどチープがゆえに笑えますw

戸松

すごいですねアニメーションで笑えてかつ操作はしっかりしてるという。

TETSUYA

ゲームとしては完成度高いんです。

変にリアルすぎなくて、今のプロレスゲームって実写に近くてリアルじゃないですか。

戸松

めちゃくちゃリアルですね。

TETSUYA

「おおおっ!」ってなるじゃないですか。

このプロレスゲームにそれを求めてほしくなくて、対戦した時の楽しさですね。

あと必殺技かける時にパイルドライバーやブレーンバスターとか大ダメージを与えられる技があるんですけど、キャラクターが組み合った瞬間に連打の早い方が技を出せるんですよ。

戸松

連打ゲーなんですね。

TETSUYA

連打しまくってて「あーーー!やられた!!」とか言いながら友達とワイワイ対戦してたんですけど 、これがコンピューターだとイラッとするんですよw

戸松

www

TETSUYA

コンピューターだとなんだこいつとか思っちゃうんですけど、友達同士だと笑えてきちゃって、コントローラー2つくらい壊しちゃいましたねw

戸松

今の子達にもぜひ対戦してもらいたいですね。

TETSUYA

このゲームは対戦で遊んで欲しいですね。

1人でプレイするのもいいんですけど、家族とか友達とプレイしたら楽しいんじゃないかと思いますね。

戸松

せっかくの対戦ゲームですからね。

TETSUYA

そうですね。

当時100万本以上売った理由がプレイすれば分かると思いますし。

自分が子供の時あれだけ白熱したんで、このゲームは今の子達にも絶対ささると思います。

是非ともプレイしてほしいですね。

戸松

なるほど、わかりました!

Nintendo Switch Onlineで遊べる現代のゲーマーに是非プレイしてほしいゲーム第2位はプロレスでした!!

Nintendo Switch Onlineで遊べるファミリーコンピュータのソフトBES3。
今回は3位と2位を発表していただきました!
レトロゲーマーTETSUYAさんがとにかくオススメするジョイメカファイトとプロレス。
皆様もこの機会にプレイしてみるのはいかがですか?
次回は栄えある第1位の発表と、ランクには入らなかった名作をご紹介いただきます!

▼ 取材者情報

極振りの副編集長 戸松(とまつ)

ゲームが大好きな副編集長。
いろいろなゲームをやるのでゲームにおける食わず嫌いは特にない。
高校時代はゲーセンにはまり、音ゲーやEXVSシリーズを好んでプレイしていた。
ゲーム全般は好きというだけでそこまで上手ではない。

元々エンジニアをしていたが、ゲームに関りたいという気持ちが抑えきれず、
持前の明るさを生かしてインタビュアーに転向し日々勉強中。

Twitter : https://twitter.com/Kyokufuri_T
TikTok : https://www.tiktok.com/@kyokufuri_media

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