TETSUYAのレトロが好きで何が悪い Vol.6 PCエンジンの魅力

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更新:2021.10/06 (公開:2021.10/06)

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“FERIA→KeiL→妃阿甦など数々のインディーズバンドを渡り歩いてきた元V系ヴォーカリストTETSUYA(現Dear rain)が
レトロゲームを隅々までとことん語る!不定期連載!!”

▼前回の記事はこちら


第6回目の今回はファミコン後に登場したゲーム機についてお話を伺いました。

ファミコン後に登場したゲーム機

戸松

レトロゲームをやり込んでいるTETSUYAさんですが、ファミコン後に登場したハードで、凄かったものや印象に残っているものってありますか?

TETSUYAさん

レトロ区切りでいうとPCエンジンですね。

戸松

PCエンジンとはどういったゲームなんでしょうか?

TETSUYAさん

PCエンジンはファミコン全盛期の中で、コンシュマーゲームのシェアを獲得してメジャーになったハードですね。

戸松

ファミコンの次に登場したハードなんですか?

TETSUYAさん

そうですね、セガメガドライブやスーパーファミコンよりも先に発売されました。
ま、細かいこと言うと、セガマーク3やスーパーカセットビジョンとか、あとセガのSG-1000というのがあるんですけど。

戸松

全然聞いたことないですね、、、w

TETSUYAさん

ちなみにセガのSG-1000はファミコンと全く発売日一緒なんですよね。
1983年の7月15日ってファミコンの日なんですよ。

▲ファミコンと同じ日に発売されたSG-1000(wikipediaより引用)

戸松

よく覚えてますね!w

TETSUYAさん

だからこの前7月15日ファミコンの日だったんですよね。

で、この日、全く同じ日にファミコンとSG-1000が同時に出たんです。

戸松

では、ファミコンに負けちゃったって感じなんですか?

TETSUYAさん

そうですね、この頃からセガは任天堂に負けてましたねw

戸松

なるほど、ハード商戦で負けたんですねw

TETSUYAさん

そうですね、セガSG-1000って当時TVでCMしてたんですよ、それなのに売れなかった。

そういうマイナーなハードをはさんで、やっとファミコンと対等に戦えるくらいヒットしたハードがPCエンジンなんですよ。

戸松

なるほど、PCエンジンってどこの会社が出したんですか?

TETSUYAさん

ハドソンとの共同開発で販売はNECですね。

戸松

NEC!あのパソコンのですか?

TETSUYAさん

はい。PCエンジンのPCってパソコンのPCなんですよ。

戸松

そうだったんですね。

TETSUYAさん

パソコンのエンジン、パーソナルコンピューティングエンジン。

NECがゲームに特化したコアエンジンとして発売したんですよ。

後々周辺機器で拡張することを前提に作られたコアシステムなんですよ。

戸松

拡張前提なんですね!

TETSUYAさん

そう、だから後ろに端子をつける場所がいっぱあって、最終的に使われなかった端子も確かあったのかな。

後々こうするぞってプランがあって、とりあえず最初はコアで出そうってなって販売したんですよ。

だからPCエンジンってすごい小さいんですよ。

戸松

そうなんですね、ファミコンより小さいんですか?

TETSUYAさん

CDウォークマンくらい。

▲PCエンジン(wikipediaより引用)

戸松

えー!めちゃくちゃ小さいですね!

TETSUYAさん

そう、PCエンジンは1987年に発売してるんですが、87年の技術でこんなに小さいハードが出てたんですよ。

戸松

すごいですね!

TETSUYAさん

で、ソフトもカセットではなくHuカードっていうカードだったんですよ、テレカくらいの、厚さ2.5ミリで財布の中に入りましたから。

▲Hucard(wikipediaより引用)

戸松

財布の中に入った!?

TETSUYAさん

はい、財布に入れてましたよ。

戸松

すご!もうテレビと本体があれば携帯ゲーム機じゃないですか。

TETSUYAさん

そう、PCエンジンて別売りですけど、携帯ゲーム機も出てるんですよ。

ゲームボーイみたいな本体が出てて、PCエンジンのカードそのままプレイできるんです。

▲PCエンジンのタイトルがそのまま遊べるPCエンジンGT

戸松

すごいですね!

当時からしたらかなり革新的じゃないですか?

TETSUYAさん

そうなんです、実はこの頃から結構すごいことやってるんですよ。

なんで僕がPCエンジンを選んだかというと、今につながる技術をほとんどやっちゃってるんですよ、1987年の時点で、CD-ROMもメジャーにしたのはPCエンジンだし。

戸松

すごいですね、時代を先取りしたマシンなんですね。

TETSUYAさん

発売したゲームのタイトルも良かったんです。

戸松

有名なタイトルとかあったりしますか?

TETSUYAさん

ボクらの時代はアーケードゲームが主流だったんですよ、ゲームセンターですよね、今はUFOキャッチャーやプリクラじゃないですか?

僕らはゲームセンターにゲームしに行ってたんですよ、その頃メジャーだったタイトルが家で遊べるっていうのが夢だったんで。

ファミコンの頃は家でゲームができるってことだけで満足だったけど、やっぱゲームセンターで迫力あるゲームが家でできたらいいなっていう欲望が出てくる頃だったんですよw

戸松

wwwww

TETSUYAさん

その頃に発売されたのがPCエンジンで、同じくその頃アーケードで流行ってたのが、R-TYPE、グラディウス、源平討魔伝、スプラッターハウス、妖怪道中記とか色々あるんですが、ゲームセンターでみんな100円玉積み上げてやってたゲームが次々とPCエンジンに移植されたんですよ。

▲ゲームセンターで大人気だったゲームが家庭でもプレイ可能に!

戸松

それだけ聞くとなんかゲームセンターが過疎っちゃいそうですね。

TETSUYAさん

しかも結構な移植度、完成度が高い。

完璧な移植ではないんですけど、まぁゲームセンターと同じだなって思えるくらい。

PCエンジンって少し値段は張ったんですが僕ら世代からすると凄かったですね。

戸松

凄いですね、聞いてる限りだと子供の夢がつまってますね。

TETSUYAさん

本体の値段もファミコンって14,800円で発売されたんですよ。

戸松

よく覚えてますねwww

TETSUYAさん

この値段がダメで買ってもらえなかったんでwww

今思えば買えばいいじゃん!って思う値段なんだけどwww

当時は親からしたら子供に買い与えるには厳しいものがあったんですかねwww

戸松

けっこう高かったんでしょうね当時の相場としては。

TETSUYAさん

PCエンジンはこのスペックで24,800円だったんですよ。

戸松

ファミコンのさらに上を行くんですね!

TETSUYAさん

1万円プラスなんですけど、僕からすると1万円上乗せするだけでこんなすごいのが買えるんだっていう感覚。

戸松

はー、なるほど。

こんなに詰まってお得なのに、1万円払うだけでいいのみたいな?

TETSUYAさん

そう。

まー、もちろん買ってもらえなかったんですけどw

戸松

ですよねwww

TETSUYAさん

僕は結局お年玉で買いましたね。

戸松

でもよかったですね買えてw

では、TETSUYAさんの中でPCエンジンはかなりお気に入りのハードなんですかね?

TETSUYAさん

今でもやりますよ、ついさっきやってました。

戸松

えぇーwwwマジですかwww

なにやってたんですか?

TETSUYAさん

超兄貴ってシリーズがあるんですよ。

▲TETSUYAさんお気に入りの超兄貴

戸松

あー!TETSUYAさんのツイッターで上げられてる筋肉モリモリの!

TETSUYAさん

そう、筋肉ムキムキの!伝説のバカゲーと言われてる。

是非そのうち極振りで紹介したいと思ってるんですけどwww

戸松

それで1本記事立てましょうwww

TETSUYAさん

www

現世に語り継ぎたいゲーム

戸松

TETSUYAさんが語り継いでいきたいゲームってありますか?

TETSUYAさん

今の超兄貴がそうですねw

戸松

www

TETSUYAさん

う~ん、本当の気持ちとしては全部ですよね。

戸松

未来に一個しか持っていけないとしたら?

TETSUYAさん

1個しかもっていけないとしたら、そうですね~…忍者じゃじゃ丸くんですね。

▲TETSUYAさんが語り継いでいきたいゲーム、忍者じゃじゃ丸くん

戸松

出た!TETSUYAさんのツイッターでちょくちょく話題に上がるゲームですね!

確かTETSUYAさんがツイッターアイコンの元にしたゲームですよね?

TETSUYAさん

そうです、そうです、すごい好きなんですよ。

戸松

これはどういったゲームなんですか?

TETSUYAさん

これはアクションゲームですね、もう80年代前半に出てるんで、単調は単調なんですけど、奥が深いんですよね。

キャラクターの操作性の悪さとか、ボタン押しても反応遅かったり、今語るときりがないんですが。

戸松

ラグがあるんですか?

TETSUYAさん

そうそう、忍者のくせに足が遅いんですよ。

戸松

www

TETSUYAさん

当時のゲームだから理不尽なとこ多いんですけど、なんかその理不尽さにツボっちゃって、慣れてくるとすごい面白くて。

忍者アクションゲームなんですけど、初代は2画面分くらいのステージが用意されていて、ステージクリア型のゲームだったんですね。

後にアクションゲームが出たりRPGが出たり、シリーズ化されていってるんですよね。

戸松

はいはい。

TETSUYAさん

最近Switchでもリメイクが出て…

戸松

え!そうなんですか!

TETSUYAさん

スマホアプリも出てます。
僕が好きなレトロ感のままでリメイクされてるんで、キャラクターが変に小綺麗にもなってないし、操作性はやりやすくパワーアップしてるんですけど、見た目はファミコンのまんまで。

戸松

プレイしたら当時を思い出すような作品?

TETSUYAさん

そう、そういうの意識して作ってるのかなって思うんですけど。

それはね一生やっていきたいと思ってるし一生出てほしい。

これはぜひとも語り継ぎたいですね。

今出てる忍者ゲームの原点じゃないですか。

戸松

おおー、すごいゲームだ。

TETSUYAさん

とりあえずキャラクターがかわいい

戸松

かわいいですね!

結論、TETSUYAさんが現世に語り継ぎたいゲームはじゃじゃ丸くんですか?

TETSUYAさん

じゃじゃ丸くんですね。

戸松

アイコンにもしてるし、じゃじゃ丸くん愛がすごいですね。

TETSUYAさん

じゃじゃ丸くんになりたいですもん。

戸松

wwwww

なんか、webサイトにアニメ調の絵が描かれてるんですけど。

TETSUYAさん

そうなんですよ!めちゃくちゃかっこよくなってません?

▲現代風に描かれた忍者じゃじゃ丸くん

戸松

めちゃくちゃかっこよくなってますね。

TETSUYAさん

そんなイケメンじゃないんですよ!じゃじゃ丸くんは。

あんなイラストはダメなんですよ。

じゃじゃ丸くんはかっこよくなっちゃダメなんですよ!

戸松

これはじゃじゃ丸くんじゃないとw

TETSUYAさん

そのイラスト見たとき僕の中で「あーこれ違う」って思いましたね。

戸松

現実拒否してるじゃないですかw

TETSUYAさん

拒否してますよw

僕の中ではドット絵のじゃじゃ丸くんがじゃじゃ丸くんですから。

戸松

あー、白塗りで目が点点の?

TETSUYAさん

そう、白塗り点点のw

▲TETSUYAさんお気に入りのドットで描かれたじゃじゃ丸くん

戸松

なるほど、じゃじゃ丸くんか、ちょっと予想外でした。

もっと有名なドラゴンクエストとかファイナルファンタジーとかなのかなと思ってたんですけど。

TETSUYAさん

あー、ああいうのは僕が言わなくても勝手に受け継がれていく作品だと思うんで。

戸松

あー、そうかそうか。

TETSUYAさん

そう、じゃじゃ丸くんは埋もれていきそうなんで、僕が発信できる立場なのであれば、できるだけ今の子にじゃじゃ丸くんを勧めていきたいなと思います。

戸松

なるほど、たしかに埋もれていきそうですねw

TETSUYAさん

www

そもそもSwitchでリリースされたのも奇跡だと思いますし、PS4でも今年出たんですよ。

▲Switch版とPS4版もリリースされている。

戸松

そうなんですか!PS4で!

TETSUYAさん

本当はSwitch版と同時発売の予定だったんですけどPS4版は今年まで2年間延期したんですよ。

なんでPS4版が遅れたかというと、SONYはインディーゲームや配信に厳しいらしいんですよね、よっぽど数字が取れるゲームじゃないと通らないらしくて。

戸松

結構厳しいんですね。

TETSUYAさん

なのでじゃじゃ丸くんを今PS4で出したところで売れるのかっていう。

戸松

でもじゃじゃ丸くんファンからしたら嬉しいですよね。

TETSUYAさん

嬉しいですよね、PS4でもついに出たんだ!って。

でもSwitch版と内容は全く一緒なんですよ。

ま、買いましたけどねw

戸松

しっかり買ったんですねw

その言葉が聞きたかったですw

TETSUYAさん

内容一緒なのに買いましたからねw

戸松

愛がすごいですねw

TETSUYAさん

これぜひやってほしいですね。

戸松

わかりました、Switch版やっておきます。

TETSUYAさん

これ1本のソフトに歴代のじゃじゃ丸くん全部入ってるんですよ。

FC版からやってみてください。

戸松

わかりました、今日からやってみます。

忍者じゃじゃ丸くんかー、TETSUYAさんからしか聞いたことないですwww

TETSUYAさん



えー、でもそうか、今の世代の子ってわからないですよね。

僕ら世代は名前聞いたら「じゃじゃ丸くん知ってるよ」って皆言うくらいの知名度ですよ。

戸松

ゲーム画面見ても分からなかったです…。

TETSUYAさん

じゃあ尚更語り継いでいきたいですね。

戸松

やってみますね!おもしろそうですし。

TETSUYAさん

是非!

今回はレトロゲーム機の歴史を語っていただきました。
TETSUYAさんは忍者じゃじゃ丸くんが本当に大好きなんですね!
次回はレトロゲームにあるあるの「バグ」について語っていただきます。
お楽しみに!

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