マイクラおじさんこと、タツナミシュウイチとは!?マインクラフトとの関係性に迫る。

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更新:2021.05/05 (公開:2021.05/05)

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“今回インタビューさせていただく方はマインクラフト業界の第一線で活躍されているタツナミシュウイチさん!
マインクラフトへの熱量や、その思いはいったいどこから来るのか!伺って行きたいと思います!”

▼次回の記事はこちら

タツナミシュウイチさん ステータス

タツナミシュウイチさんステータス

  • 青森県弘前市生まれ、北海道札幌市育ち
  • 2018年1月、世界で1億人以上のユーザー数を誇るMinecraft公式のマーケットプレイスにてDLコンテンツ「睦月城」発表。
  • アジアで初、日本で初のOfficial Minecraft Partnerとしてマインクラフトのプロマインクラフターとなる。
  • 同年、マイクロソフトによる教育者のためのコミュニティMicrosoft Educator Community(MEC)に参加。
  • マイクロソフト認定教育イノベーターMIEE(Microsoft Innovative Educator Expert)を拝命。
  • 公式Twitter : https://twitter.com/tatsunami
  • オフィシャルサイト:https://dannaman.wixsite.com/official
  • [タツナミさんのサイトからの引用]

戸松

宜しくお願いします。

タツナミさん

はいお願いします。

タツナミシュウイチとは?

戸松

ユーザーさんに向けてタツナミとはどういった人なのか自己紹介の方をお願いして頂くこと可能ですか?

タツナミさん

はい、自己紹介 なるほど どういう自己紹介をすればいいかな

戸松

そうですねマインクラフターとしてタツナミさんの活動であったり、簡単な自己紹介をお願いしたいです。

タツナミさん

マインクラフトを11年やっているマイクラおじさんですっていう感じですかね

戸松

ありがとうございます。そうですねあまりにも広すぎた質問でしたね(笑)

戸松

社会人になってからの経歴とかってどういうところに就職して今に至るのかっていうところを説明いただけると助かります!

タツナミさん

あーなるほど。えっと実はほとんど自営業なんですよ。

戸松

あ!自営業なんですね?

タツナミさん

そうですね制作業務っていうのを北海道に住んでる時はずっとやっていて、映像制作とか音響制作とかそういったものをずっとやっていました。

タツナミさん

それで、北海道の音楽制作会社に縁があって入って、東京でそれを仕事としてやるようになったので札幌から東京に移住をしてきました。

戸松

なるほどなるほど。

タツナミさん

そのあと東日本大震災があって再び自営業みたいな感じに戻ったんですけども、やってることは映像作ったり、音楽作ったり、コンテンツ作ったり、あとお芝居したりっていうようなことをずっとやってました。

そのあたりで丁度マインクラフトと出会うんですよ。

▲幅広い!声優としての活動もあるとか…

戸松

そこが出会いだったんですね。

マインクラフトとの出会い

タツナミさん

東京に出てきたあたりが丁度マイクラと出会った時期で、マインクラフトのゲーム実況動画っていうのを作ってアップしてたんですね。

それなりに色んな方々に見て頂くことができるようにって、当時は本当にそういう仕事として映像を作ったりコンテンツを作ったりしてたもので、その縁もあってか株式会社dowangoっていうところに呼ばれたんです、うちで仕事やらない?と。

タツナミさん

ニコニコ動画のオフィシャルの生放送とか、動画の企画とかっていうものを、マイクラ詳しいでしょっていうことで、プロデューサーだったり企画によってはディレクターだったり。

コンテンツ制作をずっとしていたという感じですね。

タツナミさん

そんなこんなで、映像を作ったりいろんな仕事をしていくうちに、たまたまマイクラと教育っていうものが世の中に少しずつ出始めたあたりで、丁度プログラミング教室でマインクラフトを使うっていうような動きが出始めたんですね。

戸松

なるほど、そのあたりからすでにプログラミング教室でマイクラを使うという片鱗が見え隠れしていたんですね。

タツナミさん

そのあたりで、うちで仕事しないか?みたいな感じでプログラミング教室でマインクラフトの教材を作るお手伝いをお仕事としてやらせて頂くようになって、
マーケットプレイスっていうものもほぼほぼ同時に始まって、マインクラフト教育っていうのをやりながらマインクラフト動画を作ったりコンテンツを作ったりっていうのをやっていて、気がついたらいつの間にか仕事が全部マイクラになってたわけなんですよ。

戸松

そうだったんですね!最初から目指していたわけではなく、ってことなんですね!

タツナミさん

なく(笑)、まあマイクラ好きでマイクラで仕事できたら楽しいなーっていうのはあったんですけど、楽しかったんでどんどんどんどんやってるうちに仕事のほとんどがマイクラになっていったっていう感じですね。

とうとうマイクラで事業始めちゃったみたいな感じです。

戸松

突き詰めてったらとことんいっちゃったみたいな感じなんですね。

タツナミさん

そういうことですね。

戸松

話が少し戻るかもしれませんが、東京に来たときにマイクラに出会ったみたいなお話を先程伺ったんですけれども、具体的には誰かから紹介されたのか広告で見たのがきっかけを教えてください!

タツナミさん

まさに義理のお兄ちゃんに教えてもらったんです。

戸松

あそうなんですね!奥さんのお兄さんから!

タツナミさん

そう。お兄ちゃんもゲーマーなんですよ、しかもハードゲーマーなんですよ。

それで、妻もゲーム大好きでお兄ちゃんもゲーム大好きでオンラインで一緒に色んなゲームしてたんですよ。

それこそモンスターハンターとか。

戸松

オンラインゲームの金字塔的なところですね。

タツナミさん

どうぶつの森とか、そういうのをみんなでワイワイやってたんですよ。

その中で、こんな面白そうなゲームが出てきたんだよ、っていって紹介されたのが当時まだα版だった頃のマインクラフトなんですよ。

▲他のゲームも結構やってたんですねー

戸松

本当にマイクラが初期の初期からの出会いなんですね。

タツナミさん

初期も初期です。

まだマルチとかもできなくってシングルでしかできないような状態のマインクラフトだったんです。

ブロックを自分で好きなように積めて、オープンワールドで自分が好きなように動けてめっちゃ楽しいんだよね〜これマルチできるようになったら一緒にやろうよ!

みたいな感じで誘ってくれたのがお兄ちゃんなんですよ。

タツナミさん

子供の頃にレゴブロックが本当に大好きだったので、一回やってみたらこんなに面白いことないなと思ってハマったんですよね。

やっていくうちにマルチができるようになり、自分でマルチやりたいから頑張ってコード組んで、サーバー組んで。ポート開放して、じゃあ3人でマルチやろっかっていう風にして三人でやり始めて、思いのほかマルチが楽しくて、これなんか最近ニコニコ動画とかも流行ってるし、うちらもなんか一緒にマイクラやってる動画上げるか。

ってやり始めたのが「家族とマインクラフト」っていう企画だったりするんですよ。

戸松

すごいですね。

じゃあ本当にマインクラフトっていう遊びの中で配信してみようかだったり、みんなでやる為にコード勉強したりとかっていろんな発見があったんですね。

タツナミさん

そうですそうです。

全部マイクラでマイクラを楽しみたかったから勉強もしたし、工夫もしたしいろんな知識情報技術っていうのを身につけていったっていう感じで。

戸松

はいはい。

タツナミさん

まあそこは要はマイクラって学びが非常に多いんだよっていう今の教育ですね。

マイクラ教育にも繋がるところではあります。

戸松

なるほど。

じゃあもう本当に楽しみながらタツナミさん自身が学んでいったっていう経歴があるからこそ、教育という分野にマイクラを持ち込んで絶対にいけるなっていうところだったんですね。

タツナミさん

そういうことですそういうことです。実際楽しかったんで。

戸松

それで勉強になるんだったら一番最高ですよね。

タツナミさん

はいそうですね。

同じ体験を子供達にもしてほしいなって思って今の仕事に繋がってる感じです。

戸松

ありがとうございます。

マインクラフト最大の魅力とは?

戸松

タツナミさんが考えているマインクラフトっていうゲームの最大の魅力っていうのはどこにあると考えますか?

タツナミさん

う〜ん。そうですね〜・・・

まあマインクラフトって良くも悪くもストーリーというものが存在していないので、一応ボスがいてボスを倒してエンディングがあってっていうのはあるんですけど、基本的にそれはやってもやらなくてもいい。

ストーリーを進めるも進めないも、ユーザーの自由というふうにされているんですね。

▲真剣に語るタツナミさん

戸松

はいはいはい。

タツナミさん

なのでマインクラフトのワールドの中で何をするかは全てプレイヤー次第なんです。

タツナミさん

マインクラフトの中でそのサバイバルをして生き残りをかけて生活するも良し、クリエイティブモードで自由自在に無制限に建物を作り続けるも良し、楽しみ方っていうのは人それぞれで無限大に存在すると思っていいですね。

そのぐらい自由度が非常に高いゲームであるというところがマインクラフトの最大の魅力であると思いますし、今となってはマインクラフトっていうのは、ゲームっていうジャンルを飛び越えてありとあらゆることができるプラットフォームになったと私は思っているので.。

タツナミさん

ありとあらゆる人の願望とか欲望とか願いとかそういうものをですね、叶えてくれるプラットフォームなんだろうなと思ってます。

戸松

はぁ〜なるほど。じゃあもうタツナミさんの中ではマインクラフトはプラットフォームっていう認識なんですね。

タツナミさん

はい僕はマインクラフトのことをゲームって呼びたくないんですもう。

戸松

おお〜!それはだいぶなんか深いですね。

タツナミさん

はい。

マインクラフトってゲームじゃもうないんですよ。

昔はゲームとして生まれてきたかもしれないんですけど、今はもうゲームじゃないです。

タツナミさん

ゲームというのはマインクラフトの一面でしかないんです。

戸松

深く知っていけば知っていくほどどんどんプラットフォームに寄っていくようなコンテンツということなんですね?

タツナミさん

そういうことですそういうことです。

戸松

私恥ずかしながらですね、マインクラフトちょこっとしかプレイしたことないんです。

友達と一緒にやっていてマインクラフトのことをサバイバルゲームだと思ってたんですよ。

タツナミさん

はいはいはい。

戸松

タツナミさんの今の話聞いて初めてストーリーがあるんだなってことを知りました(笑)

タツナミさん

あーなるほどなるほど。

ゲームを始めていきなりストーリーを説明されないですからねそもそも。

戸松

いきなりスンッて始まりますよね。

ポトっとこう生み落とされるっていうか。

タツナミさん

そうですそうです。

一応実績解除みたいなのはあるんですよ。

その実績解除を踏んでいくとストーリーを進めていくっていう形にはなるんですね。

戸松

はあ〜。ミッションが用意されてるみたいな感じなんですかね。

タツナミさん

そうですそうです。

木を切って道具を作れとか、石を持ってきて竈門を作れみたいな一応そういうミッション的なものはあるんですけど、別にそれやってもやらなくてもいいんです。

戸松

全然やらなかったです(笑)

タツナミさん

なのでプレイヤー側に、これは必ずやりなさいみたいなそういう指示として出てくる上のものではないんですよ。

戸松

確かに案内はなかったです。

タツナミさん

画面の端っこにピロンって出てきてそれすぐ終わっちゃうみたいな程度なんですよ。

だから気づかない人は本当に気づかないレベルなんですよ。

でもそこにプレイヤー次第、ユーザー次第っていう自由度を与えてくれるストーリー余地が、マインクラフトには存在するっていうことなんじゃないかなと思います。

▲全て自分がやりたいようにやればいい

戸松

そう考えると結構深いですね。

タツナミさん

めちゃくちゃ深いですね。

戸松

普通のゲームって何かストーリーがあってそれを進めていくことで、物語にのめり込めるっていうか、自分を投影するみたいなところがありますけど、マインクラフトってストーリーをすっぽかしても自由度が高いお陰で誰でも楽しめるようなコンテンツになってるってことですね。

タツナミさん

そうですね。

まあ言ってみればそのストーリーっていうものがプレイヤーなんですよ。

なので僕がマインクラフトをやるとマインクラフトのストーリーは僕と妻とお兄ちゃんの3人のストーリーになるんです。

戸松

第二の人生みたいな感じなんですかね。

タツナミさん

もう本当にその通りです。

例えばAさんっていう人がマインクラフトをプレイするとそのAさんのマインクラフトでプレイした、所謂経歴というか行動とかそういったものはその人のマインクラフトのストーリーになるんです。

だから実況動画とかいっぱいありますけどあんまり同じものはないんですよ。

人によってめちゃくちゃ変わるんです。

同じマインクラフトをやっているんだけど、その人の個性が出るんですよ。

その人のストーリーになるんですよね。

戸松

この取材を通してめちゃめちゃマインクラフトの見方っていうのがだいぶ変わってきました

タツナミさん

有難いですね。

戸松

今まで普通に友達とワイワイするゲームなのかなあと思ってたんですけど、タツナミさんのお話を聞いてる限りだともっとそれ以上に深いコンテンツなのかなって今段々思ってきました。

タツナミさん

いやワイワイしてもいいんですよ?それもマイクラのストーリーの1つなんで全部がオッケーなんです。

戸松

フリーダムですね。

タツナミさん

そうなんですそうなんです。

全部認めてくれる、全部受け入れてくれるのがマイクラなんですよ。

戸松

なるほどなるほど。

わかりましたありがとうございます。

次回はプロマインクラフターについてタツナミさんを通じて深堀していきます!
お楽しみに!

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