▼前回の記事はこち
日本で初の歴史的快挙、「Worldsプレイイン突破」を果たした、DetonatioN GamingのLoLチーム、DetonatioN FocusMe。
チームで掴んだ歴史的快挙を語る!!
戸松
2018年、Evi選手を加えてLJLのサマーシーズン優勝した時のお気持ちを聞かせてください!
Yutapon選手
確かその時って決勝の相手がUnsold Stuff Gaming(USG)だったよね?
Ceros選手
スプリングはRampageに負けて、サマーはUSGだね、3-1USG。
Yutapon選手
その時はもうPentagram(PGM)か。
正直、割と勝てるなっていう気持ちで臨んでやってたような気がします。
実際、試合内容もけっこう圧勝だったんだよね?
Ceros選手
まあまあ、けっこう良い感じに勝ったね、3-1だけど。
でも俺そんなに余裕だった記憶ないな。
Yutapon選手
でもいけるだろうみたいな気持ちではあったかな、特にその年は。
Ceros選手
俺もそうかな。
戸松
では、二人とも今年はいける!っていう気持ちだったんですね。
Yutapon選手
僕はそうですね。
Ceros選手
そうですね、僕もそんな感じでしたね。
Yutapon選手
割と毎年そんな感じには思ってはいるんですけど。
Ceros選手
基本そうですね。試合、決勝戦始まる前はいけると思ってますね。
戸松
2017年のLJLのサマーシーズンは敗北していて、2018年で王座に返り咲くというようなストーリー展開になり、この時皆さんけっこう気持ちに余裕があって、勝つつもりでいたっていうお話だったんですが、勝つためにどのような努力とかって、何か特出したものはありました?
Yutapon選手
決勝だから特にこれっていうのはそんなにないよね。
Ceros選手
そうだね、あんまり。普通って言ったらあれだけど、まあ普通に準備してるかな。
Yutapon選手
話し合いが特に長くなるぐらい?
Ceros選手
そうだね。でもそれで言うと、やっぱりLJLってリーグじゃないですか。
やっぱプレイオフとかのBo3、Bo5とかに比べると、普段のレギュラーシーズンって毎回毎回100パーを出してる訳じゃないんですよね。
シーズン中だけど練習を優先したりだとか。
もちろん試合は大事なんですけど、そこに全てを打ち込んでる訳ではなくて。
でもそれと違ってやっぱり決勝戦ってなると本当に勝率を1パーセントでも上げるために全力で準備しないといけないので、そういった意味では相手の分析、あとチャンピオンプールの準備、相手のプールに対してこれきたらこうとか、こういうドラフトでいこうとか、そういった話し合いはもう決勝戦に関してはレギュラーシーズンとは違って全力100パーセントで臨んでるところはありますね。
戸松
チャンピオンプールという所で、少し気になっていたのですが、Ceros選手とYutapon選手がプレイするために、自分の得意チャンプじゃなくて、パッチが新しくなってこのチャンプが強くなったから、これメインにしていこうみたいなタイミングとかってあったりするんですか?
Yutapon選手
強そうだったらとりあえずソロランクで触ってみて、実際強いか弱いかはだいたい分かるので。
そこは強かったら練習試合でやって、その練習試合でも感触がいいなら実際大会に出せるなっていう感じになって、じゃあ大会に出すならこういう構成を組んで、他のチャンピオンのためにやろうみたいな感じになるので。
まあその点で言うと、けっこう簡単に新しい取り組みはできるし、割としますね。
戸松
けっこうパッチとか、チーム内で使っているチャンピオンとかに応じて変わってきたりするんですかね?
Yutapon選手
そうですね、チャンピオンは割と何でも使えるっていうのが前提にあるので、その上で今強いチャンピオンをできるだけ使おうってなりますね。
毎回そうですね、強いのを練習してるって感じですね。
戸松
試合だとBANとかもある訳じゃないですか。
普段選手って、自分の得意チャンプがBANされた時用に何チャンプぐらい使えるようにしているんですか?
Ceros選手
基本的に最初のBANで3つBANできるので、相手のチームが自分に全部BANを割いてきた前提で多めには練習していますね。
戸松
では、4、5チャンプぐらいは常に練習しているっていう感じなんですか?
Ceros選手
多分もっと多いですね。
先出しの安定チャンピオンと後出しのカウンターチャンピオンとかもあるので、まあだいたい決勝戦用で考えると、もちろんロールによるんですけど。
だいたいMIDだと、どれぐらいだろ。
まあ8体、9体ぐらいは、いや10体ぐらいいるか。
戸松
すごいですね!
Ceros選手
逆にADCだともうちょっと少なくはなりますね。
Yutapon選手
うん、ADCはだいたい4、5体いれば十分かなって感じかな。
戸松
ADCとMIDのチャンピオンの種類であったりとか、レーン重要度みたいなところが関係してくるんですかね。
Yutapon選手
そうですね、MIDはけっこうカウンターピックが大事になることが多いんですけれど、ADCはそもそもカウンターそんなにあんまり機能はしないというか、あんまりないロールなので、そんなに気にせずにけっこう先に取っちゃったりするんですよ。
まあそこまでチャンピオンプールが必要とはされないロールなのかなとは思いますね。
戸松
そうなるとMIDレーンの選手、今回の取材で言うと、Ceros選手がロールとして重要な役割になってくるので、いろんなチャンピオンを使っておかないといけないってことなんですね。
Ceros選手
そうですね、MIDが単純にロールとして幅広いチャンピオンの選択肢があるっていうのと、僕がけっこうターゲットBANされやすいので、そういった意味でもターゲットBAN前提で練習してましたね。
戸松
ターゲットBANされると心理的にきつくないですか?
Ceros選手
される前提で練習してるとそこまできつくないですね。
戸松
このチャンピオン使いたかったのに、BANされちゃったみたいなタイミングもある訳じゃないですか。
Ceros選手
そうですね、でも基本的にはそうなるので。
もちろん相手も考えてドラフト組んできてる訳ですし。
やりたい意図に沿ったドラフトを組んでいくので、そこはもうBANされる前提でお互い練習してる感じですね。
戸松
なるほど、ではBANされて当たり前のポジションなんですね?
Ceros選手
そうですね、割とこっちの嫌なBANを向こうが考えてくるっていうのが当たり前ですね。
戸松
LJLの2018年サマーシーズン優勝されて、Worlds2018、2019と挑まれたと思うんですけれども、そのWorldsの進出にあたって、どういった気持ちでこう世界に挑んだのでしょう?
国内リーグとは違った気持ちでいくのでしょうか。
Ceros選手
それで言うと全然違いますね、気持ちに関しては。
そもそも相手が強いですし、国内の知ってるチームとの対戦と、国際戦での慣れてない相手との戦いっていうのは考え方だったり、準備のやり方だったりが全然違います。
そもそも海外の地に赴いて練習したり、試合に臨んだりっていうのも、体力的にもメンタル的にも違いますし。違うところだらけですね。
戸松
環境からガラッと変わるような感じなんですね?
Ceros選手
そうですね。
例えば国内の試合の練習だったら自室で、各々のゲーミングハウスで練習してる訳じゃないですか。
そこから国際戦になると、クライアントが用意したホテルの練習部屋で練習するんですけど、やっぱりその机とかイスとかモニターとか変わっちゃうと感覚も変わっちゃうので、そういったところからも違いますし、お客さんの人数とかも全然違いますし、会場の大きさとか緊張感が全然違います。
なんか違う世界で試合しているような感じですね。
戸松
全然違う世界で戦ってるんだなと実感するのが世界戦なんですね。
Ceros選手
そうですね、なのでもちろん最初のほうはめちゃくちゃ戸惑ったり緊張もありましたけど、国際戦の数をこなすにつれてだんだん慣れていきましたね。
戸松
国際戦も数をこなす毎に慣れていくものなんですか?
Ceros選手
そうですね、慣れますね。
戸松
Yutapon選手はいかがでしょう?
Yutapon選手
まあ慣れだね実際。
相手とか全然違うし、相手のやってくることも全然違いはするんだけど、海外に行って、海外で練習して、海外で試合するっていうこと自体には、けっこう慣れるし、それに慣れたらだいぶ国際戦はやりやすくはなったという気はするかもしれないですね。
戸松
慣れ方によって試合のしやすさは変ってくるんですね。
2018年、2019年のWorldsでプレイイン、敗北してしまったと思うんですけれども、この敗退してしまった時も、振り返りみたいなところはしなかったのですか?
Yutapon選手
しないよね、確か。
Ceros選手
そうだね。まあ感想じゃないけど軽くなんか言うことはあるけど。
Yutapon選手
うわーこれきつかったみたいなことは言うような気がする。
Ceros選手
シーズンの最後の試合は、具体的なその反省会的なのはもうしないですね。
戸松
もう切り替えて、次の試合を見据えてらっしゃるんですね。
2018、2019のWorlds敗退の時はどういったお気持ちだったのでしょうか?
Yutapon選手
2018はマジで相手つえーっ!しか思わなかった気がするんですよね(笑)
Ceros選手
ああ、そうだね(笑)
Yutapon選手
まあ相手強すぎだし、もうどうしようもねえわこれ、みたいなことを思ってた気がするんですけど。
2019はマジで悔しかった記憶がありますね。
戸松
2018年とはまた違ったお気持ちですね。
Yutapon選手
これ勝てたのになーって思う試合で。
めちゃくちゃ悔しかったですね、確かあの時は。
戸松
そうなんですね、どういった部分でこうもうちょっとだったんですか?
Ceros選手
メンタルっていうんですかね。
試合によってすごい振れ幅があるんですよ。
この試合調子良かった、調子悪かった、とか5人全員が大なり小なりあるんですけど。
なんかメンタルとか含めてそういう波があんまり良くなったのかなっていう試合が多かったですね。
戸松
なるほど、試合メンバー全員の調子が一番下の時に戦ってしまったみたいな感じなんですね?
Ceros選手
そうですね、やっぱりちゃんとみんなが100パーだったら勝てるんだろうけど、なんか上手くいかなかったなっていうところが多かったのが、その年の4試合でしたね。
戸松
2020年のLJLのサマーシーズンなんですけれども、2年連続でWorlds進出からの国内大会敗退してしまうのですが、その時もけっこう悔しい思いをされたと思うんですよ。
Ceros選手
はい。
戸松
この時、僕の中では最強布陣で挑んでいたと思うんですけれども、選手間的にはどういった心境だったのでしょうか?
Yutapon選手
まあでもシーズンけっこう負けていたし、なんか全然調子も良くなかったのかな。
Ceros選手
ああ、そうだね。
Yutapon選手
シーズン勝率50パーで、プレイオフも下の方から始まって、割と今年は大変な年だなと思いながらやってはいましたね。
戸松
そうだったんですね!でも決勝まではいきましたよね!
Yutapon選手
そうですね、最後も2-3で負けて終わったのかな?割とギリギリではありましたけど。
戸松
苦しいシーズンとYutapon選手仰ってましたけど、苦しい戦いから2位って国内でもかなり好成績じゃないですか。
狙って獲れるところではないと思うのですが、チームを上昇させるきっかけとかは何かあったんですかね?
Yutapon選手
その春はけっこう圧勝して勝ってますし、メンバー自体の実力とか自力でいったら全然勝てるメンバーだとは思うので。
まあ多少なりともシーズン中修正しつつ、ある程度はいけたんですけども、完全に悪いところが直しきれずに負けちゃったのかなっていう感じだったので。
割とメンバー自体は強かったので、いけるところまではいけたのかなという感じはしますね。
戸松
なるほど、Ceros選手はいかがですか?どう振り返りますか?
Ceros選手
そうですね、まあだいたい同じ感じですけど難しいんですよね。
上手くいく時ってやっぱり1年かけてチームとして成長し続けて最後、決勝に挑む。
それに勝った後、国際戦まで、ってどんどん上手くなっていく感じなんですけど、その時は回り道が多かったのかなっていう感じですかね。
戸松
回り道が最後の最後で、間に合わなかったっていう感じですかね?
Ceros選手
そうですね、はい。
戸松
今年の話になってくると、けっこう他の取材とかで質問されていると思うので何回目だよって思っちゃうかもしれないですが(笑)
Ceros選手
(笑)
戸松
2021年のこのLJLのサマーシーズン、優勝した時の気持ちから教えていただけますでしょうか?
Yutapon選手
まあさすがに勝ったなっていう感じです。
1回その前にRascal Jester(RJ)に2-3で負けちゃって、ただその時にちょっと喝を入れてもらって、割とチームとして再起動できたのかなっていう感じがするので。
その後は調子も戻ってきましたし、このメンバーならさすがに勝つなっていう感じはしましたね。
戸松
自信が相当あったということですね!Ceros選手はいかがでしょう?
Ceros選手
そうですね、僕もそこの2021はコーチ的な仕事をけっこうやってて、そのRJに負けた時は、見ていてすごいもったいない負け方をしていたので、KazuコーチやYangコーチと話し合って、残り一週間でどう修正していくかみたいな話をしました。
けっこう分かりやすい負け方してたので、そこさえ直せば勝てるなと思っていました。
その中で決勝戦の1試合目の内容を見た瞬間に、あ、もうこれ3-0で優勝できるなって思いましたね。
戸松
けっこう分かりやすい修正ポイントがあったと言うところですが、どのようなポイントを修正していこうみたいな話になったんですか?
Ceros選手
ゲーム面の部分で相手がけっこうワンパターンな感じだったんですけど、こっちはそれに対応できてなくて、簡単なマクロのミスをずっとし続けて負けていて。
一人一人の能力では勝っているんですけど、チェーンとしてのマクロの部分で負けていってしまったので、そこを修正して、決勝戦臨んで、しっかり相手の動きに対応できたって感じですかね。
戸松
修正点の指摘が、決勝戦の前で入ったのは幸運でしたね。
Ceros選手
そうですね、実は最近LJLのプレオープンの形式が少し変って、プレオフ中に負けてもまだワンチャンスあるような形式に変ったんですよ。
その形式になってから思うのは、プレイオフ中に負けるのも、経験として、チームの成長として悪いものではないのかなとは思いますね。
実際、2021年は、そのRJに負けたことによって成長の糧にできましたし、それで優勝して、結果にもつながったと思いますし、負けても成長できるっていうのは、すごい良い部分かなと思いました。
戸松
では、選手や、チームにとっては良いシステムに変ったという事なんですね。
Ceros選手
そうですね。
他のチームにも同じことが言えると思うので、そのリーグ全体の強化にもなるような話なんじゃないかなって思いますね。
戸松
2018、2019とプレイインでかなり悔しい思いされて、2021年のこのWorldsに出るっていうタイミングで、お二人ともどういった気持ちで挑まれていたのか、お伺いしてもいいですか?
Yutapon選手
毎年勝てるつもりで、勿論プレイしています。
けど、いいところで負けちゃうっていうパターンを割と繰り返すことが多かったな、と感じていて、自信は間違いなくあったんですけど、また今回も負けちゃうんじゃないかなっていう不安な気持ちもけっこうありましたね。
戸松
その不安を押し殺しながら試合に臨んだっていう感じですかね?
Yutapon選手
そうですね。
戸松
プレイ面に影響とかは出なかったですか?
Yutapon選手
そうですね、プレイ面に影響はそんなに出てないと自分的には思ってますね。
戸松
なるほど。
Ceros選手はサブ選手兼コーチで出場されたと思うのですけれども、このWorlds2021はどういったお気持ちだったのでしょうか。
Ceros選手
今年は客観的に見れる分、普通に冷静に「ああ、勝つな」と思って見てましたね。
戸松
そうなんですね、では安心しながら見てたんですね?
Ceros選手
そうですね、グループが発表されて、この面子だったら本当に全然1位通過あるなと思いながら見てたので、そこは客観的に見てる分、勝つなって思ってました(笑)
戸松
Cloud9(C9)と一番最初に戦った時に1敗して、その後、3勝1敗でお互い迎えた状態のC9とまた再戦するってなった時は、どういった心境だったのでしょうか?
Yutapon選手
C9の他の試合、僕たちとやった試合以外の試合を見てた感じだと、1試合目負けた時の反省点とかBANピックのミスだとかいろいろ修正したら全然勝てる相手なんじゃないかなって思いながら僕はやってましたね。
戸松
そうなんですね!では自信があった。ということでしょうか?
Yutapon選手
そうですね。
戸松
Ceros選手はいかがですか?
Ceros選手
そうですね、僕もC9戦は直しやすいミスで負けたなって思ってたので、そこは直して、その後2勝して良い雰囲気の中、最後タイブレイクまで入っていったので、勝つ可能性はかなりあるんじゃないかなと思って見てましたね。
戸松
お互い3勝1敗で迎えて、プレイイン突破がかかった試合の時のチームのテンションというか、盛り上がりみたいなところはどうでした?
Ceros選手
まあなんか普通でしたね。
戸松
普通だったんですね!
Ceros選手
けっこう長年やってきた中で普通に試合するのがベストコンディションっていうことは分かっているので、変にはしゃいだり盛り上がったりっていうのは試合前は良くないものとして動いていました。
しかもUnicorns of Love (UOL)がC9に1本取るとは正直思ってなかった部分もあって(笑)
※プレイイン敗退が決まっていたグループ最下位のUOLが、グループ首位C9を相手に劇的な勝利を遂げたことにより、首位を賭けたDFMとC9のタイブレークが急遽実施されることになった
Ceros選手
UOLはそれまで勝ってませんでしたし、僕らも直接対決もした上で、UOLがC9に勝つ確率10パーあんのかな、ぐらいに思ってたんで。そういったものも含めて気負ってなかったですね。
戸松
突然きたチャンスだから、普段通りやろうみたいな感じだったんですね?
Ceros選手
はい、多分みんなそんな感じだったと思いますね。
僕はもちろん見てた側なので、みんなそこまで気負ってはなかったのかなと思いました。
そもそも負けても2位じゃないですか。
次のBo5のチャンスがあり、今まで国際戦においてそういった余裕のある状況に置かれてこなかったので、そういった意味でも、負けても2位だし、2位通過で次Bo5あるしっていう気持ちもあって、みんなけっこうリラックスした状態で臨んでたように見えましたね。
戸松
なるほど。Yutapon選手、実際の選手側としていかがですか?
Yutapon選手
そうですね、負けても2位っていうよりかは割と実際くると思ってなかったチャンスで、そもそも当日の目標っていうのが2位みたいなところがあったので。
こんなチャンスくると思ってなかったっていう感じでみんなウキウキだったんじゃないんですか?どっちかっていうと(笑)
戸松
そうなんですね(笑)
Yutapon選手
できると思ってなかった試合だったので、この試合できるだけでプラスだなって感じで、割とかなり実際楽にプレイできました。
戸松
選手の中では良いチャンスだな、と捉えながらプレイしてたってことなんですね。
Yutapon選手
はい。緊張とかほぼなかった感じはしますね。
戸松
Cloud9と戦って見事勝利して、日本史上初の快挙となった瞬間が訪れた訳ですけれども、その時の気持ちはいかがだったでしょうか?勝った瞬間、やっぱり頭真っ白になったんですか?
Yutapon選手
なんも考えてなかったですね (笑)
ああ勝った、勝ったなーみたいな。
戸松
動画で拝見させていただきましたが、選手全員が真ん中に集まって円陣を組むような感じで盛り上がってたと思うんですけど、皆さんでどんな事を言い合っていたのでしょうか?
Yutapon選手
「ナイス!」って感じで声かけあってました。
ただ僕個人的にはそもそもBo5して、勝ってグループステージにいくみたいなつもりだったので、いきなりその試合にチャンスが生まれた上で、Bo1で勝っていきなりグループステージだっていうのだと実感があんまりわかなくて。
ああ、上がったんだな、みたいな。そんな感じでした。
戸松
やりきった!って感じだったんですね!
Yutapon選手
そうですね、Bo5無しで上がっちゃっていいのかなみたいな感じでしたね。
戸松
実際こう舞台から降りて控室みたいなところに行った時にもずっとその感じだったんですか?
Yutapon選手
そうですね。
めっちゃ嬉しかったんですけど、急だなって思ってました。
UOLがC9相手に余裕を作ってくれたチャンス、本当に感謝しましたね。
戸松
ありがとうございます。Ceros選手はいかがですか?
Ceros選手
僕も割と勝率は高いと思ってたので、けっこう冷静でしたね。
試合出てないってのもありますけど、単純に勝つと思って見てた分、冷静だったし。
でもそれとは別に今回コーチ的な仕事をしてて、今回は成り行きでコーチをやりましたけど、正直そこまで向いてると思ってなかったので、コーチっていう仕事に対してのモチベーションが生まれないタイプの人間だと自分自身思ってたんですけど、勝った瞬間は本当嬉しくて、そこは自分自身意外な感覚だったなってのがありますね。
戸松
コーチとしての観点から見ても嬉しかったという感じなんですね。
Ceros選手
そうですね、はい。
戸松
Yutapon選手は実感がないというか、勝っちゃっていいのかなみたいな感じの感覚だっというふうに仰ってたんですけど、Ceros選手的にはいかがですか?
Ceros選手
それはありますね。
国際戦ってすごい険しい道のりを乗り越えて、乗り越えて、突破みたいなイメージだったので。
例えばこのチームがこのチームに勝ったら、俺たちの順位が上がるなみたいな。
今回みたいなUOLが勝ってくれたらタイブレイク発生するなっていうのがそういうシチュエーションで、国際戦で自分たちに利益が生まれたのが初めてぐらいだったので。
今までの国際戦ってずっとくじ運なかったりだとか、このチームがここに勝ったらタイブレイクみたいな状況で、まず良い方向に転んだことがなかったんですよ。
それが今回はすごい起きて。
棚ぼた感というか、UOLが勝った瞬間はすごい!こんなことあるんだ!って思いましたね。
戸松
ではお二人ともチャンスをものにしたっていう感覚だったんですね。
Ceros選手
そうですね、はい。
戸松
なるほど分かりました、ありがとうございます。
一番最後に日本史上初の快挙を成し遂げた訳なんですが、そこに対する心境とかお気持ちを一言ずついただけますでしょうか。
Yutapon選手
そのこと自体はすごいことだと思いますし、間違いなく快挙であったとは思うんですけれども、そこで終わりじゃないので。
その次に向けてどうするかっていうのを今後ゆっくり考えていきながら、もっと上を目指していきたいのかなとは思ってますね。
Ceros選手
確かに快挙は快挙だと思います。
ですがWCS優勝ではないので、日本のチームとしての記録更新ではあるんですけど、結局来年、再来年、また日本のチーム、DFMかどうかは置いといて、結局WCS優勝じゃない限りは次また記録更新とかをファンだったり、日本のLoLコミュニティから求められる訳で、次が大変なのかなって思います。
これはDFMだけでなく、日本のLJLのチーム全員にとって次が大変なのかなと思いますね。
戸松
お一言ずついただきありがとうございます!
本日はお忙しい中どうもありがとうございました!
▼ 取材者情報
極振りの副編集長 戸松(とまつ)
ゲームが大好きな副編集長。
いろいろなゲームをやるのでゲームにおける食わず嫌いは特にない。
高校時代はゲーセンにはまり、音ゲーやEXVSシリーズを好んでプレイしていた。
ゲーム全般は好きというだけでそこまで上手ではない。
元々エンジニアをしていたが、ゲームに関りたいという気持ちが抑えきれず、
持前の明るさを生かしてインタビュアーに転向し日々勉強中。
Twitter : https://twitter.com/Kyokufuri_T
TikTok : https://www.tiktok.com/@kyokufuri_media
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元V系ヴォーカリストTETSUYAがレトロゲームを隅々までとことん語る! 今回はNintendo Switch Onlineで遊べるファミリーコンピュータのタイトルの中から、 現代のゲーマーに是非プレイしてほしいレトロゲームをご紹介! おすすめベスト3をランキング形式で語っていただきます!番外編もあり!(前編)
Splatoon2 World Championship 2018・2019 優勝 第3回・4回スプラトゥーン甲子園 優勝などなど、 輝かしい経歴を持っているGG BOYZのメンバー、えとなさん。 今回はプロになった経緯や、えとなさん流の練習法などを伺ってみました!
輝かしい経歴を持っているGG BOYZのメンバー、えとなさん。 普段はOPENREC.TVでの配信や、Youtubeでの動画公開を行っている。 そんなえとなさんに、スプラトゥーン3発売を控えたこの時期に改めて、スプラトゥーンの面白さや、強くなるための練習法などなど!色々伺ってみました!