TETSUYAのレトロが好きで何が悪い Vol.4

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更新:2021.07/07 (公開:2021.07/07)

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“FERIA→KeiL→妃阿甦など数々のインディーズバンドを渡り歩いてきた元V系ヴォーカリストTETSUYA(現Dear rain)が
レトロゲームを隅々までとことん語る!不定期連載!!”

▼前回の記事はこちら


第4回目の今回は印象に残っているゲームについて
語っていただきました。

印象に残っているゲームは?

戸松

TETSUYAさんが今までやってきた中で印象に残ってるゲームってありますか?

TETSUYAさん

印象に残ってるゲームですか?

戸松

はい

TETSUYAさん

今までって言う事はレトロも全部含めてってことですか?

戸松

もちろんです。

TETSUYAさん

ありすぎて困っちゃうけど

戸松

唯一挙げるとしたら?

TETSUYAさん

ファミコンのゴーストバスターズかな

戸松

出た〜!また聞いたことないのが来ましたねw

TETSUYAさん

(笑)ファミコン屈指のクソゲーと呼ばれてますけどね。

戸松

そうなんですねw

TETSUYAさん

もう伝説のクソゲー!

クソゲーランキングにも必ず入ってる!

戸松

そうなんですね!

TETSUYAさん

とにかくスゴいんですよw

戸松

これはゴーストバスターズの映画と関係あるんですか?

TETSUYAさん

はい。大ヒット映画のゴーストバスターズのタイアップ作品です。

戸松

そうなんですか!なのにクソゲーなんですか?

TETSUYAさん

もう映画をなめてるとしか言いようがない出来でw

戸松

(笑)これ映画とどっちが先なんですか?

TETSUYAさん

ファミコンが後です。確か映画が1984年なんですよ

戸松

あ、そうなんですね。

TETSUYAさん

はい、ゴーストバスターズは映画の後にファミコン版になるって言う話が出てて

戸松

では映画からのゲームなんですね。

TETSUYAさん

はい、1年後の85年に出る予定だったんですけど。

戸松

はいはいはい。

TETSUYAさん

でもこれね、延長に延長を重ねて結局出たのが86年の9月位だったかな?

戸松

へー、だいぶ延長しましたね。

TETSUYAさん

製作期間が長かったのでだいぶ期待できるだろうって感じだったんですよ。

戸松

はい

TETSUYAさん

で、これを出したメーカーというのが、当時ファミリーコンピューターマガジンて言う雑誌があって、

ファミコンやってる少年からするとバイブル的な雑誌だったんですけど

戸松

攻略とかいろいろ載ってる系の雑誌ですか?

TETSUYAさん

そうです。

裏技や攻略とか当時の発売カレンダーとか新作の情報とか

戸松

はいはい。

TETSUYAさん

まだネットがない時代だったんで、このファミコンマガジン、まぁ今で言うファミ通みたいな。

戸松

うんうんうんうん。

TETSUYAさん

当時ファミコンマガジンと、確かもうこの頃にはファミ通も出てたのかな?

週刊じゃなくて月刊で。ライバルのような感じだったのね。

戸松

へー、そうなんですね。

TETSUYAさん

他にもいろんな雑誌があったんですけど、

その中で群を抜いて人気だったのがこのファミリーコンピューターマガジンっていう雑誌だったんですよ。

戸松

へー、今はないですよね?さすがに。

TETSUYAさん

今はなくなりましたね。

戸松

うんうん。

TETSUYAさん

このファミリーコンピュータマガジンを出してた徳間書店って言うところがあるんですね。

戸松

はい。

TETSUYAさん

ゴーストバスターズはその徳間書店が制作をしたゲームだったんですよ。

戸松

あー、そうなんですね、今で言うファミ通が出したゲームみたいな感覚ってことですか?

TETSUYAさん

そうですね、雑誌を出してるその会社が開発・発売を担当したっていう。

戸松

なるほど。

TETSUYAさん

誰しもが名作だと疑わずに期待してたわけですよ。

戸松

そうですよね、映画も大ヒットしましたし。

TETSUYAさん

そう!ゴーストバスターズだしこれは面白いゲームだと俺も思ったんですよ。

戸松

はいはい。

TETSUYAさん

延期に延期を重ねて満を持して86年9月に発売されたわけですよ。

戸松

これはもうすごいのが出たぞと。

TETSUYAさん

出たぞ!とwちなみに僕は発売日に買いました!

戸松

おー!

TETSUYAさん

そしたらね、タイトル画面はほんときれいにゴーストバスターズのロゴがバーンて出てきて、

スタートボタンをしたら音声で「ゴーストバスターズ」って言うんですよ!

戸松

はいはい。

TETSUYAさん

うわ!かっこいいと思って、でも…良かったのはここまでです…

戸松

え…?

TETSUYAさん

良かったのはゴーストバスターズって言ったそこまでですw

戸松

www

TETSUYAさん

もう後はやばいw

戸松

もう、ゴーストバスターズに全力かけたんですねきっとw

TETSUYAさん

はいw

何がやばかったかと言うと、始まった瞬間に街のマップに放り出されるわけですよ。

戸松

ほうほうほうほう。

TETSUYAさん

スゴロクみたいな単調なマップに放り出されるわけですよ。

▲ゲームスタート時の画面

戸松

はいはい

TETSUYAさん

そして主人公がゴーストバスターズのロゴになってるんです。

戸松

なるほど。

TETSUYAさん

ここに主人公いますよーみたいな雰囲気で、
ゴーストバスターズのロゴのマークを動かしながら何の説明もなく始まるんですよ。

戸松

ほう、チュートリアルっぽいものもなく?

TETSUYAさん

何もない、何をやっていいかも分かんないんです。

戸松

はいはい。

TETSUYAさん

とりあえず、ショップやガソリンスタンドに入れる雰囲気なんで、

なんとなく入るといきなりカーレースみたいに車を走らせるゲームに変わるんですよ。

戸松

え??あれ?なんか僕の知ってるゴーストバスターズと違いますね。

TETSUYAさん

意味が分かんないんですよね、とりあえずカーレースが始まるんですよ。

▲突然始まるカーレース

戸松

はいはいはい。

TETSUYAさん

で、これ何かって言うと、お店に向かうときの道なんですよ。

要はお店に行って、武器を買ったり給油しないといけないんですよね。

戸松

あー、なるほどなるほど。

TETSUYAさん

まず、ゴーストバスターズなのに何故か武器を持ってないんですよ。

戸松

初っ端は武器を手に入れるところからスタートだったんですね?

TETSUYAさん

そう、武器をまず手に入れるところからスタートして、

武器を買ってゴーストを捕獲しながら捕獲した報酬でまたガソリンを入れたりとか、

武器をパワーアップさせていくっていうゲームなんですよ。

戸松

はいはいはい。

TETSUYAさん

だけどものすごい理不尽で、何の説明もないそのカーレース中に一般車が煽り運転みたいに走っているわけです。

戸松

はいはい。

TETSUYAさん

その車に当たっちゃうんですよ絶対に。

戸松

あー、もうそれぐらい難しいゲーム性のレースなんですね。

TETSUYAさん

フラフラ走ってるんです一般車がいっぱい、その一般車に触れると−300とか−600とか罰金でドルが減ってくんですよ。

戸松

お金が減っていくんですね。

TETSUYAさん

そう、だから初っ端から意味も分からずお金が足りなくなっていくんです。

戸松

(笑)なんちゅうゲームや。

TETSUYAさん

やばいでしょ!?

戸松

やばいですね!

TETSUYAさん

せっかくお金稼いでも罰金罰金でひどい時は結局買い物できない場合もあるんです。

戸松

へー、ではもうお金を手に入れるところから買うところまでが本当に油断ならないポイントなんですね。

TETSUYAさん

そう!でも店行く時は必ずカーレースなんですよ。

戸松

はあー。

TETSUYAさん

何とか慣れてきてショップでお買い物できるようになるじゃないですか。

戸松

はい。

TETSUYAさん

資金源になる捕獲するべきゴーストがなかなか出てきてくれないんですよ。

戸松

え?

TETSUYAさん

(笑)ゴーストがなかなか出てきてくれないんですよ。

戸松

え、でもゴーストをしばくゲームですよね?

TETSUYAさん

そうです。

戸松

ゴーストをしばくゲームなのにゴーストがなかなか出てこないんですか?

TETSUYAさん

はい、テンポが悪い上に、ゴーストを捕獲しても大したお金にならないし。

戸松

その世界、実は平和なんじゃないですか?w

TETSUYAさん

(笑)何を目的にやってんだろうみたいな。

戸松

実は平和ですよねwww

TETSUYAさん

結論を言うと何がいけないかって、まず15万ドル貯めるところが目標なんですよ。

戸松

あーはいはいはい、ちゃんとお金の目標値があるんですね?

TETSUYAさん

えぇ、この15万ドル貯めるのがめちゃキツいんですけど、

15万ドル貯めた時点で「ズールに入りなさい」ってメッセージが来るんです。

戸松

ズール?

TETSUYAさん

ズールっていうのは「ズール院」っていって、

まぁ映画見た方にしかわかんないと思うんですけど、大ボスのいるビルなんですよ。

戸松

敵のいるビルに入りなさいって言う意味ですね。

TETSUYAさん

はいそうです、でもそれって始めからマップのど真ん中にドカーンとあるビルなんですよ。

戸松

あ、最初から目の前にあったビルにラスボスがいるってことですね?

TETSUYAさん

はい、ただ最初は入れないんですよ。

戸松

はいはいはいはい。

TETSUYAさん

だけど15万ドル貯めるとそこに入れるようになるんですw

ただそれだけのためにクソつまらない作業ゲームを永遠とやらされて…w

戸松

はい。

TETSUYAさん

それで、やっと入れたと思ったらそのビル23階建てなんですよ。

戸松

結構高いですね。

TETSUYAさん

一段一段人間を操りながら登っていくんですけど、Aボタンを1回押すと1歩動くんですよ。

戸松

はい。

TETSUYAさん

つまり連打しないといけないんです。

戸松

あ、そういうことか なんか無駄な連打要素があったんですね?

TETSUYAさん

そう!23階なんでめちゃくちゃあるんですよ、連打。

▲この建物をボタン連打で登っていくそうです

戸松

(笑)すげえ。

TETSUYAさん

もう自力でずっと連打して。

戸松

はいはい。

TETSUYAさん

どのくらいかかったかな?1階登りきるのにフロア含めて多分100回以上は連打しなきゃいけない。

戸松

えー

TETSUYAさん

だから2000回以上?

戸松

2300回ぐらいってことですよね?

TETSUYAさん

うん、2300回ボタン押さなきゃいけない。

戸松

え、高橋名人のゲームですか?それw

TETSUYAさん

wwwww

だからジョイスティックって連射機能の付いたオプションパッドがあるんですけど。

戸松

連射ボタンが付いてるんですか?

TETSUYAさん

そう、連射ボタンがついてるジョイスティックっていうのが当時発売されてたんです。

戸松

へー

TETSUYAさん

それ使えばめちゃめちゃ簡単にできるんですけどね、

もう押しっぱなしで行けるんで。

戸松

長押ししておけばいい感じなんですね。

TETSUYAさん

はい、長押しするだけで23階までたどり着けるんです。

で、最後ボスが現れるんですけど、このボスがまためちゃくちゃ弱いんですよ!

戸松

え、めちゃくちゃ弱いんですか?

TETSUYAさん

瞬殺ですw

▲苦労した先に待ち受ける瞬殺のラスボス

戸松

え!その世界絶対平和ですよねwww

TETSUYAさん

www

戸松

絶対平和w

TETSUYAさん

で、特筆すべきところがあって、このゲームずっと音楽が変わらないですよw

戸松

え?そうなんですか?

TETSUYAさん

オープニングからずっとあの有名な主題歌なんです。

戸松

あー、はいはいはいはい。

TETSUYAさん

主題歌の音楽が永遠に流れてますw

戸松

ゴーストバスターズの主題歌ですよね。

TETSUYAさん

そうそうそう、それがボスまでずっと永遠に流れてます。

戸松

えー、なんかちょっと盛り上がりに欠けますね。

TETSUYAさん

はい、一切音楽変わらないです。

戸松

もう聞いてる限りそうですよね。

TETSUYAさん

はい、もうずっとそのゴーストバスターズの主題歌が流れてるwもうずっとwww

戸松

ずっと特定のタイミングでみんなが「ゴーストバスターズ!」って言って物語が進んでいくってことですよね?

TETSUYAさん

もう何のテンションも変わらない。

戸松

(笑)すごいなぁ。

TETSUYAさん

もうね、ボスがとにかく弱くてw

何でクソゲーと呼ばれるのかっていうと極めつけがまだあるんですけど。

戸松

はいはい。

TETSUYAさん

ボスを倒しました、いよいよエンディングが始まります!って時に

戸松

はいはい!

TETSUYAさん

エンディングも音楽が変わらないですw

戸松

wwwww

TETSUYAさん

エンディングも音楽はそのままですw

戸松

エンディングもそのままなんですねw

TETSUYAさん

はい、画面が暗転しまして、スタッフロールが出てくるかと思いきや…

ひらがなの「りり」っていう文字が出てくるんですよ。

戸松

え?なんて言う文字ですか?

TETSUYAさん

「り」 らりるれろの「り」

戸松

あ、「り」はいはい

TETSUYAさん

2文字だけ「りり」って出てくるだけなんですよ。

戸松

え!?

TETSUYAさん

画面の下から「りり」って言う文字だけ上がってきて、途中で止まって終わりなんですよwww

▲衝撃のエンディング画面

戸松

え?ど、どういうことですかそれは?

TETSUYAさん

バグですねバグw

戸松

あ、バグなんですか?w

TETSUYAさん

エンディングのプログラムが間違えてるんですよ。

戸松

え?それなんか伏線とかじゃなくてただのバグなんですか?

TETSUYAさん

はい、初めてクリアしたときになんだこれと思ったんです、なにこれ?「りり?」「りり?」って思って。

戸松

いや、そりゃそうですよね。

TETSUYAさん

多分15分ぐらいその画面見つめてたんですよ、何か起こると思って。

戸松

はい。

TETSUYAさん

結局延々と音楽が鳴っているだけで何も起こらなかったんですよ。

戸松

あ、そこでもずっと音楽が鳴っているんですね。

TETSUYAさん

はい、最初は俺のカセットの調子が悪かったのかなあと思って。

戸松

ちょっとバグっちゃったかなみたいな。

TETSUYAさん

はい、こんなはずないと思ってもう一回やったんですよ。

そしたらまた「りり」なんですよw

戸松

(笑)それテツヤさんのカセットだけじゃないですよね?

TETSUYAさん

そう、最初は疑ってたんですよ俺のソフトだけなのかって。

で、友達に持ってる奴がいたんで、そいつに聞いたらそいつはクリアしてなかったみたいでそいつのカセットを借りたんですね。

戸松

あー、ちょっとやらしてくれと。

TETSUYAさん

はい、でもそのカセットでクリアしても「りり」なんですよ。

戸松

wwwww

TETSUYAさん

wwwww

戸松

どういうことwww

TETSUYAさん

もしかしてエンディング入ってないのかなあと思ってて、子供ながらにちょっと待てよと、

俺のファミコン本体がダメなんじゃないかと。

戸松

あーなるほどなるほど、ハードからもう疑い始めたんですね?

TETSUYAさん

それで友達の家に行って計4台位かな?友達の家を転々として試したんですけど、それでやっても「りり」なんですよw

戸松

すごいですね、完全にデバッカーですねやってること。

TETSUYAさん

もうとことんやったんですよ。

戸松

へー、どういう綴りですか?

TETSUYAさん

「りり」ですか?「りり」はもう本当に見たまんま。
ひらがなで「りり」www

戸松

あ、ひらがなで「りり」って書いてるんだw

TETSUYAさん

もう「りり」しか出てこないw

戸松

wwwww

TETSUYAさん

もうどっからどう見ても「りり」なんですよ。

戸松

では、もう最後のその「りり」を見るためにみんなクリアするんですね。

TETSUYAさん

ちなみに今ネットだと「ゴーストバスターズ りり」って検索すると多分一発で出てくると思います。

戸松

本当ですかちょっと調べてみよw

TETSUYAさん

当然のごとく全国からハガキとか電話とかで苦情が殺到したと思われるんですね。

戸松

やばー、確かにこれはどっからどう見ても「りり」ですね。

TETSUYAさん

もうあーこれクソゲーだと思ってポイしたんですけど。

戸松

はい。

▲当時を知らない戸松には衝撃の連続

TETSUYAさん

もっとタチの悪い話があって、

後々知ったんですけどこのファミリーコンピューターマガジンっていうのを徳間書店出してるって言いましたよね?

戸松

えぇえぇ

TETSUYAさん

この特権を利用してですね、ゲーム出たのは9月なんですけど、なんとファミマガ86年11月号で…

戸松

はい、3ヶ月位経った頃ですね。

TETSUYAさん

86年11月号、ファミリーコンピューターマガジンのあるコーナーで、

ものすごく小さい枠で、「ゴーストバスターズをクリアするとなんと秘密のパスワードが!」って書いてあったらしいんですね。

TETSUYAさん

隠された2文字わかった人、ファミコンマガジン特製テレカ300名にプレゼントみたいなことやったらしいんですよ。

戸松

うわ出た〜!wなんか急にバグだったけど、とりあえずパスワード風にしちゃえみたいな。

TETSUYAさん

そう、後々聞いた話なんで、当時これで騙された子供が居たのかわかんないですけど。

戸松

はい。

TETSUYAさん

もう当然のごとくバグだったらしいんですねこれ。

で、苦情も殺到したと。

TETSUYAさん

やばいなどうする?ってなって、この頃ちょうどファミコンマガジンで裏技やバグ技を扱ってることもあって、

これに便乗して裏技ってことにしようぜってなってw

戸松

wwwww

TETSUYAさん

あのね、隠された文字って言ってますが、

ゴーストバスターズクリアすると出てくるこの2文字全然隠されてないですからねw「りり」ですからねいきなりwww

戸松

やばいですね全然隠されてないですねwww

TETSUYAさん

でもこの2文字がわかった人は応募できるキャンペーンにしてしまおう、ってことになったらしいです。

戸松

なんかそれただクリアしたら出てくるだけじゃんみたいな。

TETSUYAさん

そう、だから徳間書店から一切謝罪の文もなく、いかにもこれは俺たち意図的にやったんだぜ的な。

▲当時を思い出しながら熱弁するTETSUYAさん

戸松

はいはいはいはい。

TETSUYAさん

そういう流れにしてしまったって言うね。

戸松

すごいですね、きれいな流れですね。

TETSUYAさん

はい、これはもう職権乱用ですよねw

戸松

綺麗で汚い大人たちの流れですねこれはw

TETSUYAさん

汚いですよね?きったねー!っつって

意味がわかんねーとか思いながらw

戸松

(笑)TETSUYAさんは騙されなかったんですね?

TETSUYAさん

いや、俺はクソだなと思いました。

後々また検証した人がいて、真のエンディングを見る方法っていうのがあって。

戸松

へーそんなんあるんですか?

TETSUYAさん

まぁ簡単に言うと2つ方法があって、一つはNES(北米版ファミコン)版ゴーストバスターズがあるんですけど。

戸松

はいはい。

TETSUYAさん

海外バージョンは一応バグが修正されてて。

まぁ、正規のエンディングが見れると。

戸松

はいはいはい。

TETSUYAさん

スタッフロールが出てくるらしいんですけど、まぁ~これがね、誰が打ち込んだんだって言うくらい誤字脱字ばかりらしいですw

戸松

そうなんですか?

TETSUYAさん

まず英語の綴りが間違えてる。

戸松

それ一応エンディングなんですよね?

TETSUYAさん

エンディングですよw

戸松

エンディングなのに綴り間違ってるってことですかw

TETSUYAさん

はい、例えばグレートだったらGREATなんですけど、GRATEとか?w

戸松

お、ぐ?グレートみたいな?w

TETSUYAさん

あと一文字多いとかもう誤字脱字ばかりで。

外国で出したにもかかわらず外人が読めなくて、なんじゃこれみたいなw

戸松

wwwww

TETSUYAさん

(笑)本来日本版もそのエンディングが流れる予定だったらしいです。

戸松

そうなんですね、そんなクソみたいなグレートが流れる予定だったんですねwはー、なかなか闇の深いゲームですねw

TETSUYAさん

もう一つの方法として、今だったらパソコンでもデータを見ることができるんですけど、

バイナリエディターって言うツールがあるんですよ。

戸松

あーわかりますわかります。あのバイナリー01のアレですよね。

TETSUYAさん

ファミコンのデータを数字化して、プログラムを見ることができて、

そこのバイナリデータを1部修正するとエンディングがしっかり見れる。

戸松

しっかりバグだったんですねw

TETSUYAさん

そうです、でも直してみたらもう誤字脱字だらけだった。

戸松

やばー

▲真のエンディング?

TETSUYAさん

で、それを修正することなく海外版も出てしまった。

戸松

えー!何か適当に出したんじゃねーか感がすごいですねw

TETSUYAさん

しかもゴーストバスターズですからねこれw

戸松

はいw

TETSUYAさん

名作中の名作じゃないですか映画で。

戸松

みんなが期待してて出たやつがこれかいみたいな。

TETSUYAさん

そう、しかもファミリーコンピューターという当時1番有名なゲーム機で

よく出せたなっていうレベルですねw

戸松

徳間書店やりますね。

TETSUYAさん

もうスタートからエンディングまでツッコミどころ満載のクソゲーなんですよ。

戸松

あーなるほど、ではもう1番の思い出はって言われたら「りり」ですか?w

TETSUYAさん

りりっすよ!wりりっしょ!wりり!www

今回のインタビューで一番出たワード1位でしょw

戸松

そうですねw

TETSUYAさん

当時僕30回位クリアして確認しましたからね…「りり」をw

戸松

すごいなぁ、根気強いですねTETSUYAさん。

TETSUYAさん

友達から借りたソフト4本位あったのかな?試した本体も5台ぐらいあった。

戸松

はいw

TETSUYAさん

全部「りり」でしたからw

戸松

すごいなあwなんかもうガチのデバッカーですね、やってる事が。

TETSUYAさん

ネットが無いじゃないですか当時は。

今だったらあれっと思ったらすぐネットで結果が出るじゃないですか?

例えばTwitterで誰かがつぶやいてくれているとか。

戸松

はいはい。

TETSUYAさん

当時はそんなのなかったですから。

戸松

あー、なるほどなるほど。

TETSUYAさん

もう自分で調べていくしかない。

戸松

すごいですね、がっつり研究班と同じことやってるってことですもんね。

TETSUYAさん

もうめっちゃ研究しましたよ、だけどもうショックすぎて。

苦労してクリアしたのに「りり」しか出てこないw

戸松

何回やっても「りり」だったとwww

TETSUYAさん

「りり」でしたねwww

TETSUYAさんのレトロゲームトークはまだまだ続きます!
次回は、当時誰もが驚いたあのシステムについての話題です!

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